世の中ではしばしば、爆発的な流行が起こる。その中には、流行する理由がよく分かるものもあれば、どうしてそれが流行したのか解せないというものも少なからずある。昨今ネット上で大流行し、世間を騒がせている「PPAP」も後者の1つと言えそうだ。

 中国メディア・今日頭条は10日、「どうして神曲『PPAP』はこんなにブームになったのか」とする記事を掲載した。日本の謎のシンガーソングライター・ピコ太郎が発表した「ペンパイナッポーアッポーペン」の動画が動画投稿サイト「ユーチューブ(Youtube)」で爆発的な再生回数を記録し、世界から注目されるに至った背景について、3つの点から考察している。

 1つ目のキーワードは「模倣」だ。単純な「PPAP」がこれほどまで人気を集めたのは、オリジナルバージョン以上に「やってみた」バージョンの存在が大きかったとの見方をしている。その代表格が市野莉佳・市野莉子(りかりこ)の一卵性双子姉妹のバージョンであり、その可愛らしさがムーブメントを巻き起こしたと解説した。

 2つ目のキーワードは「スター効果」。素人のみならず、ファッションリーダーという側面を持つ人気芸能人たちまでもがマネをし始めたことで、徐々に人気や注目度が高まっていったと説明している。そして3つ目は「幼稚園を卒業した子どもでもできる、簡単な動作と言葉」にあるとした。その簡単さ、シンプルさゆえに、おもしろおかしくアレンジできる可能性が広がり、エンターテインメント性を高めているとの見立てだ。

 ギャグやネタが流行するかどうかのカギは、子どもたちに受けるかどうかという点にもある。記事が指摘しているように「PPAP」は幼稚園を卒業した子ども、いや、幼稚園児でも簡単に口ずさめ、マネができるものだ。また、もう1つの流行バロメーターと言える、中高生の間でも人気を集めた点も大きいだろう。何が流行るのか分からない、だからこそ世の中のは面白いのだ。

 記事は、PPAPの単純ながらも中毒性のある曲調を「魔性の旋律」と形容している。なるほど「大魔王」プロデュースのなせる業、ということか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)