中国では、国慶節の大型連休が終わったばかり。期間中に日本を旅行し、たくさんお土産を買いこんだ中国人も少なくないはずだ。家電製品や日用品、化粧品のほかに、インスタントラーメンやお菓子を大量に買って帰る人もいたようである。

 洗練されたデザインと美味しさ、そして信頼できる品質から、日本のお菓子に対する中国のネット上の注目度は高い。中国メディア・好奇心日報は10日、日本では今「大人のおやつ」が流行っているとする記事を掲載した。

 記事は、日本のコンビニエンスストアに行くと「大人の」と書かれたお菓子や飲み物を見かけると紹介。「どうしてメーカーは通常版と大人版を分けるのか」と問題提起した。そのうえで、少子化が進む日本では児童をターゲットに製品の販売拡大を狙うことが難しい状況にあり、大人になっておやつや甘い飲み物の消費が減っていた「かつての子ども」層に各メーカーが目を付け始めたのであると解説した。

 また、チョコレートやスナック、飲料などで続々と出現する「大人版」の共通点として、深みのある落ち着いた色彩のデザインで高級感を出すと同時に、通常版に比べて内容量を少なめにしたり、甘みを抑えたりするなど健康にも配慮されていることを紹介。「懐かしいながらもよりおいしく、体にやさしい」という、30−50歳を消費ターゲットにした「大人のおやつ」は、今後通常版と同様に普及し、選択できるテイストもより増えることだろうと伝えている。

 大人が新たな主力ターゲットとなっているのは、「おやつ」の世界だけではない。マンガやアニメも、かつて雑誌やテレビを食い入るように見ていた「かつての子ども」世代に対する訴求が積極的に行われている。日本と同様少子高齢化が進む中国でも、「大人シリーズ」が流行する時代がやって来るかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)