1978年の改革開放によって、中国経済は大きな発展を遂げ、上海市など一部の都市は日本と遜色のないほど発展した。しかし、中国のすべての国民が発展を享受できているわけではなく、本当の意味で発展を享受できているのは沿岸部を中心とした一部の地域にとどまっている。

 特に中国の農村部は今なお立ち遅れた地域が多く、発展から取り残されているのが現実だ。中国メディアの今日頭条は11日、日本の農村部の写真を数多く掲載したうえで、日本と中国の差は「農村」を見れば分かると伝えた。

 記事は、世界のどの国においても「富裕層と貧困層が存在する」と指摘する一方、貧困層の生活ぶりを見れば、その国や社会の発展度合いが分かると指摘、「農村部こそ1つの社会を判断するうえで良い基準となる」と論じた。

 続けて、日本を訪れたことのある中国人ならば「日本の都市部が清潔であることを知っているはず」としながらも、実際の日本は「都市部のみならず、農村部も非常に衛生的で清潔」と指摘し、こうした清潔さが社会全体で成り立っている背後には高い民度があると指摘した。また、日本の農村部に住む人びとは都市部と何ら変わらない暮らしを享受できると指摘し、自然環境のすばらしさから「むしろ都市部よりも快適かもしれない」と主張した。

 記事が指摘しているとおり、日本では農村部だからといって教育や社会保障に都市部と大きな差は生じない。また農村部でも電気や水などの社会インフラは整備されている。一方、中国は一部で電気が通っていない地域があるのも事実だ。農村部に生まれ、農村戸籍となるだけで社会保障などの点で不利になることも多い。「農村部こそ1つの社会を判断するうえで良い基準となる」という記事の指摘に基づけば、上海などの発展ぶりはあくまでも中国社会の一面にすぎず、立ち遅れた農村こそ中国の実態を如実に示す存在ということになる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)