かつて、日本に留学する中国人学生は、必ずと言っていいほどアルバイトをしていた。日中両国間の経済水準に差があり、「勤労学生」にならないと日本での留学生活ができなかったからだ。しかし、近頃では経済的に余裕のある家庭が増え、必ずしもバイトに明け暮れなくて良い中国人留学生が多くなっているという。

 中国メディア・今日頭条は11日、日本留学におけるアルバイトについて紹介する記事を掲載した。記事は日本に留学する多くの学生は、経済的な負担を減らすと同時に、自身の経験を積む、日本語の練習をするといった目的により、「学校で勉強しながら仕事をする」スタイルを選択していると紹介している。

 そのうえで、日本における留学生のアルバイト事情について説明。コンビニエンスストアや飲食店がメインであること、入管法によって週28時間までしか働けないこと、時給は都市部で900円前後、特殊技能があれば、さらに数百円高くなるケースもあることなどを伝えている。

 また、飲食店でアルバイトする場合には「出来る限り個人経営の飲食店を選ぼう」とし、窮屈なルールがなく、人情もあるうえ、まかない飯が食べられる可能性もあるとその理由を説明。いずれにせよ、仕事の性質や内容をしっかりと理解したうえで応募することが肝要であるとした。

 実家からの仕送りで学費も生活費も賄えれば、なにも勉学の時間を割いてまでアルバイトに勤しむ必要はない。しかし、学校の授業や活動だけでは学ぶことが難しい日本社会で生活していくためのルールや、日本人の習慣、特性についての理解を深め、より多くの日本人と交流を図りたいのであれば、無理のない範囲でアルバイトをしたほうがいいのかも知れない。

 記事も、「日本人への接客には敬語が必須。最初は慣れないかもしれない。でも、アルバイトの経験はプラスになる。自らの努力で給料を得る感覚はいいものであり、仕事の中から日本人のサービス業の精神を理解することもできるのだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)