開幕4戦で3敗1分け、勝ち点1の最下位。2018年サッカーワールドカップ(W杯)・ロシア大会の出場を目指す中国代表にはもはや秋風どころか、木枯らしが吹いている。国内外から飛び出す罵詈雑言に対して、代表選手も協会も、熱心なサポーターも、すでに反論する気力さえ失っているかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は13日、11日に行われたウズベキスタン戦で0−2の敗北を喫した中国代表に対して日本のネットユーザーから発せられた「苦言」に、中国のサポーターが正面切って反論できず気まずい思いをしているとする記事を掲載した。

 記事は、ここ数日中国代表が「再び中国の全国民から批判の対象となっている」と紹介。試合後に辞任を発表した高洪監督も、ネットユーザーからの罵詈雑言から逃れることが出来なかったとした。一方で、今回中国が最終予選に残ったのは運による部分が強かったと多くの人が感じていたとするとともに、多くの貢献をしてきた高監督ばかりに批判を集中させるのは不適切であるとの見方を示している。

 そして、日本のあるメディアが中国サッカーの現状に対して「リーグでは外国のスターを次々と呼び込む一方で、代表は戦火に苦しむシリアにさえ勝利することが出来ない」などと伝えるとともに、その現状について客観的な見方をしていると紹介。日本のネットユーザーからは「まず中国は人間性において問題のある点を直さなければ。サッカーの話をするのはその後だ」という辛辣な意見が出されたことを伝えた。

 そのうえで、「この意見は極端すぎるが、中国サッカー界についてよく考えてみると、確かにその通り。末端からナショナルチームまで金銭と権力にまみれている。どうして多くの逸材が登場できるチャンスを与えられず、トップレベルのクラブにはたくさんお金があるのか。中国サッカーを経験した人が書いた文章を見れば、思うところがあるはずだ」とし、日本ユーザーの厳しい声に反論できる状況ではないとの見解を示した。

 日本をライバル視し、政治や経済、卓球、バレーボールといったスポーツ分野では日本に対して威勢がいい中国だが、ことサッカーとなると憐みを感じてしまうほど大人しく、かつ自虐的になる。紹介された日本のネットユーザーからのコメントは確かに辛辣過ぎる、という印象は否めない。しかし、そこは「口は悪いが言ってることには愛がある」と受け取ってもらい、中国サッカー界に山積する問題の改善に向けて全力で取り組んで欲しいと思う。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)