中国国内の自動車愛好家には、外資メーカー車を愛する人たちと、国産車を応援する人たちがいる。そして、外資系自動車を好む人たちはさらに、日系車ファンとドイツ系車ファンとに大きく分かれ、ネット上ではどちらが優れているかの議論が日々繰り広げられているのである。

 中国メディア・今日頭条は12日「どうしてドイツ系車の信頼性は、日系車よりも低いのか」とする記事を掲載した。記事は、世の中には絶対というものは存在しないと断ったうえで、日系の自動車はドイツ系より信頼度が高いと説明。その理由について「日本人のこだわる性格に加え、日本社会の暗黙による監督やプレッシャーが、日本人や日本企業に何事も満点を目指すように仕向けている」に過ぎないのであると解説した。

 また、絶対や完璧はないものの日本製品は「極致により近い所にある」とし、それは実際の製品やその品質コントロールの面において明らかに証明されているのであるとも論じた。一方で、完璧に近づこうとする日本人のこだわりは「諸刃の剣」であり、「細かい部分を極限まで追求する人は、創造力という点において一定の欠点を持っている」と説明。「これも、日本においてイノベーションをリードする企業が少ない理由だ」としている。

 記事はまた、日系メーカーが販売戦略を重んじ、ドイツ系は技術を重んじると主張する人がいるとしたうえで、「今の世界で、成熟したブランドならどこだって少なからぬ技術の蓄えを持っている。日本人はそれを言わないだけなのだ」と反論した。

 日系車とドイツ系車のどちらが優れているかという議論に、あまり意味はない。それぞれの立場から、個人的な主観が入るからだ。それはさておき、日本人の仕事の細かさが「性格に加え、社会の暗黙よる監督やプレッシャー」からくるものであるという分析は当を得ているように思える。中国の社会にも、製造業やサービス業に対する厳しい監督が求められているのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF.COM)