自動車情報プラットフォームのマークラインズによれば、2016年9月の中国自動車市場における日系車の販売台数はトヨタが前年同月比12.3%増、日産が同8.2%増、ホンダが同25.5%増、マツダが同14.1%増と、いずれのメーカーも好調だった。歴史問題に起因する反日感情が存在する中国において、この販売成績は非常に高い評価に値する。

 中国メディアの今日頭条は12日、日系車を購入することは「日本の軍備増強」につながると考え、日系車に反感を抱く中国人消費者がいることを紹介する一方で、それでも日系車には中国自動車メーカーが学ぶべき点が数多く存在すると指摘する記事を掲載した。

 記事は「日系車の成功は、日本本国における自動部品の完全なる供給システムと切っても切り離せない」と説明。自動車は精密かつ複雑な工業製品だが、自動車メーカーがすべての部品を設計・製造することは不可能であり、部品メーカーとの協業が必要不可欠であることを指摘した。

 続けて、日本にはアイシン精機やデンソーを始めとする優れた部品メーカーが「勢揃い」しており、自動車が必要とするすべての部品において、高品質な製品を供給するシステムが整備されていると絶賛した。また自動車の生産工場の周辺に数多くの部品メーカーが集積している点も「極めて高い生産効率」を生み出していると指摘した。

 アイシン精機の子会社であるアイシン・エィ・ダブリュ社製の自動変速機は、自動変速機メーカーとしては世界一のシェアを誇り、世界40社以上の自動車メーカーに採用されている。つまり日本の自動車産業の強さは、自動車メーカーの個々の実力に加え、優れた部品メーカーの存在に負うところも大きいということだ。高い技術力を持つ部品メーカーの知恵を結集させた存在が日本車だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)