近ごろ日本の自動車メーカー各社が発表した、9月の中国市場における新車販売はいずれも好況を呈したようである。中国メディア・今日頭条が12日に掲載した「どうして日系車を支持する人が増えているのか」という記事では、日系メーカー車の好調をけん引する要素について様々な角度から論じている。

 記事はまず、15年以降中国の自動車市場に明らかなトレンドがますます顕著になっているとして「ネット世論でも、実際の市場パフォーマンスにおいても、日系車を支持する人が増えているようなのだ」と紹介した。

 そのうえで、このような傾向が生まれている背景について紹介。まずは、近年増加しているライバル・ドイツ系車にネガティブな事象が増加していることを挙げた。変速機や車軸のリコール、エンジンポンプの異音や水漏れといった品質上問題に加え、リコールの姿勢に対する不満も高まったとしている。

 続いて、「日本の自動車はボディが薄く安全でない」という偏った見方が、自動車知識の普及に伴って徐々に変わってきたことを挙げた。さらに、技術面でも性能と信頼性、経済性を兼ね備えたターボエンジンやハイブリッドなど、先進的な技術を投入しているとも説明した。

 また、宣伝によるパッケージングにも長けている、SUVを中心とした中国人の“胃袋”にかなった車種を合理的な価格で揃えているといった強みを持っているとも解説。「外的要因もあれば内的要因もあり、優れた品質、新しい技術の絶え間ない導入、フレキシブルな製品戦略によって、日系車は引き続き中国市場で好調を維持するだろう」と予測した。

 「愛国心」など、自動車自身とは関係のない要素がしばしば市場に影響を及ぼしてきた中国。その状況は、実際のユーザーである消費者がより理性的になり、自動車に対する知識や理解が深まることによって、少しずつ変わっていくことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF.COM)