政治的な問題に絡んだ過激な言論はさておき、中国のネット上における日本社会に対する評価は決して悪いものではない。清潔、礼儀正しい・・・といった賞賛は日本人としては嬉しいが、あまり賞賛ばかりが並ぶとなんとなく背筋がムズムズとしてくるような心持ちになりはしないだろうか。

 中国メディア・今日頭条は11日、「見たところ素晴らしい日本だが、世界で後ろから数えた早い事柄がこんなにたくさんある」とする記事を掲載した。記事は、日本が街の清潔さや環境の良さ、教育や医療、社会保障、治安で世界のトップレベルにあるとする一方、「どの国にだって、光の裏には良くない一面もある」とし、日本が世界的なランキングで下位に甘んじている事柄を複数列挙し、紹介している。

 記事が示したのは、「英語レベル」、「出生率」、「スマートフォン普及率」、「睡眠時間」、「有給休暇消化率」、「男性の家事参加率」などだ。英語については特に「発音がおかしい」としている。また、スマホ普及率に関しては昨年米国の科学技術メディアMashableが発表したデータとして、欧米先進国が60−70%なのに対してわずか39%に留まっていると紹介。その背景には「ガラケー」への根強い人気があるとした。

 日本に進んだ部分や優れた部分がある一方で劣っている点、立ち遅れている点があるのと同様、中国にも強みと弱みが存在する。相手のことを正しく理解するには、良い点と悪い点の双方を偏りなく認識することが必要だ。そしてまた、相手のみならず、自分自身を見つめるうえでも大切なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)