近年、都市部における鉄道高架下のスペースを使った街の活性化に向けた取り組みが各地で見られるようになった。横浜市の京急線黄金町駅付近の高架下がアートスペースとして有効活用されるようになってからすでに久しい。そして、昨年11月には東急東横線中目黒駅の高架下に商業施設がオープンして注目を集めた。

 中国メディア・今日頭条は20日、「高架下の空間利用に関する可能性」と題し、日本の取り組みを紹介、評価する記事を掲載した。記事は「高架橋の下というのは汚くて散らかっていて、露天商が物を売り叫ぶ声がこだまするイメージがある」としたうえで、日本における高架下の有効活用を見て「高架下に対する第一印象が塗り替えられた」としている。

 そして、「中国では汚く散らかっている高架橋下が、日本では独特の雰囲気を持つショップや目新しいレストランが立ち並ぶ空間に改造されるのである」とし、700メートル余りの高架下に28のショップや飲食店が入居している「中目黒高架」の様子を写真付きで紹介した。

 記事は、「われわれ中国の各都市にある高架橋の下も有効利用できたらどれほどいいだろうか、と嘆息を禁じ得ない。実際、高架下の空間は日本よりもはるかに広く、十分に開発利用することができるのだ」と論じており、中国でも積極的に高架下の空間利用を検討してみるべきとの考え方を示した。

 高架には大きく分けて鉄道の高架と道路の高架の2種類がある。中国では道路の高架の方が一般的であり、記事が想定しているのももしかしたら道路の高架かもしれない。鉄道にしろ道路にしろ、高架の下を有効活用することは素晴らしいが、そのためには安全性などの確保が不可欠だ。中国で「高架下文化」が芽生えるには、まずそこをクリアしなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)