上司なり、同僚なりから一目置かれる存在になる、つまり「認めてもらう」ことができれば、自分の仕事はどんどんやりやすくなるはずです。

それは私生活においてもそう。友達から認められている人、恋人から絶大な信頼を受ける人、いますよね。

なぜあの人たちは周囲から認められるのでしょうか。

「認められる」というと、「誰々に認められる」といったように誰かから評価を受けるという意味で捉えてしまいがちです。つまり相手次第で決まってしまうものであると。

しかし、話し方研究所の会長の福田健さんは『認められるには「話し方」を変えなさい』(フォレスト出版刊)の中で、「認められる」というのは、「相手次第」で決まるものではなく「あなた次第」で決まるものだといいます。

つまり、自分の話し方や意識を改革すれば、どんな人からも認められる人になることが可能だというのです。

■なぜか嫌われる「自称・話し上手」の話し方

話し上手というと、「面白おかしく、気の利いた事が言える人」を連想するのではないでしょうか?

しかし、それは誤解です。会話で重要なのは、「話す」ことより「聞く」こと。相手を理解し、相手のために話すことが重要なのです。

ウィットに富んだ表現と、小気味良いテンポで、まるで、プロの芸人のように流暢に喋る、しかし、いつも自分の話ばかり……。

これでは相手もうんざりしてしまいます。2人でコミュニケーションをしているわけですから、相手のことを少しは考えないと心を開いてはくれませんよね。

ここで、自分の話ばかりしてしまう悪い例をご紹介しましょう。

○悪い例

Aさんは帰宅途中、ときどき上司のN部長と電車で一緒になります。N部長の方が遠く、Aさんが先に下車します。N部長は電車で会うたびに、「あれ、Aくんはどこで降りるんだっけ?」と尋ねます。今日で聞かれるのは、5度目か6度目です…。

これでは部下に、「部長は僕に関心を持ってくれていないのか」と思われかねません。このような些細なことで、人間は、信用を得たり失ったりするものです。

逆に信用を得たいなら例えば、相手のプラスの面に焦点を当てて、これを話題にしてみることです。

○良い例

(1)本人が認めて欲しいこと
(2)本人も気づいてないこと
(3)小さな変化でも大事なこと

この3つを敏感に察知するだけでも、あなたの印象はガラリと変わり、見る目も違ってくるはずです。認められる人たちは相手を考えてコミュニケーションを取っている。だからこそ、一目置かれるのです。

試しに仕事場の隣に居る知り合いのプラス面を探してみてはいかがでしょうか? きっと、見つかるはずです。

(新刊JP編集部)