昼食後、ぼんやりして午後の仕事に集中できない。自分の作業の管理がなかなかうまくできず、仕事が遅れてしまう。

一方で仕事ができる人はいつでも安定したパフォーマンスを見せるし、スケジュールの管理も上手。一体どんな手を使っているのだろうか。

■生体リズムに合わせた作業をする

『脳にいい24時間の使い方』(菅原洋平著、フォレスト出版刊)は、時間を利用したパフォーマンス向上メソッドを紹介した一冊。

本書では神経物質の分泌によって作業を「ハイ」と「ロー」に分ける。頭がフルで動いている状態でやる作業を「ハイ作業」、リラックスしたり考えがまとめられる作業を「ロー作業」として割り当てるのだ。

これを生体リズムに当てはめると、「午前:ハイ作業」「午後:ロー作業」「夕方:ハイ作業」「眠る前:ロー作業」という組み合わせになる。具体的には、午前中に頭を使い、午後は手を動かし、夕方は体を動かし、夜は内臓を使う、となる。

■午前中には「頭を使った作業」をする

この法則に従うと、頑張っているのに報われない「時間帯」と「仕事」のミスマッチが見えてくる。

たとえば、朝、出勤してすぐにメールチェックする人は多いはず。だが、この時間帯の要件は、「了解メール」や「すぐに対応しなくてもいいメール」が多数ある。

そうしたあまり意味を持たないメールを見ることで、仕事モードにならしているような感覚を得ているのなら、これはもったいないことだ。

目覚めてから間もない時間帯には、脳内の睡眠物質が少なく、頭がよく働く。その貴重な時間を有効活用するために、思い切って朝一番のメールチェックをやめて頭を動かす作業をしてみてはるのもいいのかもしれない。

ひとつだけでいいので、実作業を終わらせるようにしてみるのが最適だ。

■午後一番の提案は危険!?

また、昼食後の13時頃は、アドレナリンの分泌が一番高まる時間帯。

この時間は、自分だけでなく、相手のテンションも上がっている。細かいことに注意を払うことができる午前中の時間帯に比べて、午後一の時間帯は、難しいことをあれこれ考えるよりも、気分のノリで行動することに向いているという。

だから、うっかりこの時間帯に上司に提案してしまうと、その場ではOKしてもらえたのに後になって忘れられたり、関係ない話を聞かされるはめになる。内容をしっかり吟味してもらう必要のある提案は、午前中に限定すると確実だ。

脳と体のリズムを知り、それに合わせて仕事のスケジュールを組むことができれば、集中して臨むことができる。仕事がうまく回らないという人は、試してみてはどうだろう。

(新刊JP編集部)