子どもの成長を見るのは本当に面白い。

もう小学校も中学年になるのに、「まだまだ目が離せないな」と思っていたわが子が突然大人びて見えたり。そう感じた次の瞬間には、あどけなさしか感じない小学生に戻っていたり。

9〜10歳、語彙の爆発期を迎える頃、子どもは表現の幅を広げ、大人がハッとさせられるような言葉を口にすることがあります。

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「子育てに悩んでいて、夜中旦那と大ケンカをしてしまった。旦那は体が弱い子どもに運動を習わせて鍛えさせたい、私は無理をさせずに本などを買い与えたい。お互いの考えを言い合っているうちに子どもが2階から下りてきて、『お父さんとお母さん、2人が納得するようにできるのは、僕だけなんだよね。僕どっちもがんばるよ』と言ったんです。

夫婦でハッとさせられました。どちらか片方の道しか選べないないわけじゃないのに、何をお互い意地になっていたんだろう。私達の納得より、子どもも気持ちを訊いてあげなきゃいけないのにって。子どもに教えられました」
(38歳・専業主婦・子どもが5年生の頃のエピソード)

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「子どもは学童にあずけて、夫婦共働きでした。息子をお迎えにいくのはいつも一番最後。いつも『ゴメンね』と謝っていたんですけど、ある日子どもから『ゴメンねって思ったら、次は同じことをしちゃいけないんだよ。お母さんずっとゴメンねって言ってるだけじゃだめなんだよ』と言われました。
それから半年後、仕事を辞めて、いまは『ゴメンね』って言ったことは絶対繰り返さないようにしています」
(37歳・共働き・子どもが2年生の頃のエピソード)

「私が2人目の子どもを妊娠している頃。4歳になる娘が、ペットの文鳥に『シーッ!お母さんが大切な時期だから、たくさん鳴いちゃうるさいでしょ』と、指を口に当ててる姿を見て、こんな気遣いができるようになったのかとホロリと来てしまいました。
でも、そのあとに『でも鳥さんは鳴くのがお仕事だからね、ちょっとなら鳴いてもいいよ』と言ってるのをみて笑ってしまいました」
(43歳・専業主婦・子どもが4歳の頃のエピソード)

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子どもの言葉にはっとさせられた母親のエピソードを紹介しましたが、子どももお母さんからの言葉を欲しがっているもの。

子どもにかけてあげたい言葉はもちろん家庭によって様々でしょうが、もし悩むことがあれば『子どもが本当は欲しがっているお母さんの言葉』(青春出版社刊)などが参考になるはずです。

(新刊JP編集部)