冨安健洋の復帰が当初の見立てより、大幅にずれ込む可能性があるようだ。

 アーセナル加入2年目を迎えた24歳の日本代表DFは、3月に行なわれたヨーロッパリーグのスポルティング戦で右膝を負傷。その後クラブは、「来季のプレシーズントレーニングに参加できるよう、クラブの全員がトミと一緒にハードワークしていく」と伝えていた。

 しかし、英メディア『SPORT BIBLE』は5月18日付けで、「タケヒロ・トミヤス、クリスマスまで欠場か」と題した記事を掲載。『Telegraph』の報道を元に、「ミケル・アルテタ監督は移籍プランを再考する必要があるかもしれない」と伝えている。

「トミヤスは3月から膝の故障でピッチから離れており、CBが本職のベン・ホワイトが右SBを務め続けている。最新の報道で日本代表はクリスマスまでプレーできない可能性が出てきた。そのため、アルテタは夏の移籍市場でSBをカバーする選手を探さなければならなくなり、エミレーツへの移籍が噂されている選手もいる」

 獲得が考えられる選手には、マンチェスター・シティからバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍中のジョアン・カンセロをまず挙げている。
 
「カンセロはアルテタのレーダー下にあると言われているが、その将来は現在宙に浮いている。ポルトガル代表の彼は、1月にバイエルンにレンタルされたが、トーマス・トゥヘル監督の印象に残らなかったため、シーズン終了後、シティに戻ることになる。

 以前エティハドで一緒に仕事をしたアルテタが、カンセロ獲得に乗り出すと報じられている。ペップ・グアルディオラがどう考えているかは不明だが、序列ではネイサン・アケーとマヌエル・アカンジがカンセロの前にいる。アーセナルはまた、今シーズンのラ・リーガで印象的だったバジャドリーの右SBイバン・フレスネダとの関係も指摘されている」

 冨安を冬まで起用できないとなれば、新たなDF加入の可能性はより高まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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