J1リーグは9月17日に第2ステージ12節の9試合を行なった。ここでは、その9試合からサッカーダイジェストWeb編集部がセレクトしたベストイレブンを紹介する。

【J1ベスト11 PHOTO|2nd・12節】驚愕の一撃を突き刺したG大阪の井手口がMVP。浦和、大宮から3名選出
 
【選出理由】
 今節、G大阪の井手口が圧巻のパフォーマンスを見せた。前半から鋭い出足で名古屋にプレッシャーをかけると、攻撃では高いテクニックで相手を翻弄。後半にはさらにギアを上げて、ピッチを縦横無尽に走り回った。65分にアデミウソンのゴールをアシストすると、アディショナルタイムには豪快ミドルでJ1初得点。採点『7.5』で今節のMVPとした。
 
 浦和と大宮からは最多の3名を選出。首位を撃破した大宮からは、高いボール奪取能力で1点目の起点となった横谷、同点弾の家長、そして逆転ゴールを突き刺した江坂を選んだ。浦和からは好調を維持する関根、西川を選出。また、途中出場から同点弾を挙げて、逆転勝利の立役者となった李も選んだ。
 
 最終ラインでは鹿島の昌子が出色の出来。CKからヘディングでゴールネットを揺らすだけでなく、本職の守備でも隙のないディフェンスで磐田の攻撃をシャットアウトした。

  また、今節はハイパフォーマンスを披露した攻撃的MFが多く、採点『7』とした横浜の前田も、大宮の江坂に劣らない活躍を見せていた。
【今節のベストイレブン】
GK
1 西川周作(浦和) 7
24分に武藤へ“決定的なスルーパス”を放ったが、そのあと、危うく失点になりかねないフィードミスを連発。ただ中島、橋本の決定的なシュートを止めるなど、この日は守備で大きく貢献。
 
DF      
24 伊東幸敏(鹿島) 6.5
オーバーラップのタイミングの良さは相変わらず。43分には針の目を縫うようなスルーパスを通し、本人は高い意識で課題を口にしていたが、後半はチャンスにつながるクロスを数多く供給した。
 
33 塩谷 司(広島) 6.5
約35メートルの位置から華麗なドライブシュートをお見舞い。守備でも球際で身体を張って相手を弾き飛ばし、本来の力強さが戻ってきた。完封勝利であれば「7」評価だったが、セットプレーでの失点に絡んでしまった点を差し引いた。
 
3 昌子 源(鹿島) 7(79分OUT)
柴崎のCKにヘッドで合わせて、今季初ゴールとなる値千金の先制点をゲット。本職の守備はほぼノーミスで、前に出て行ってのボール奪取、鋭い読みのカバーリング、クロス対応と、最終ラインで絶大な存在感を放ち、完封勝利に貢献した。腰の痛みで後半の途中にピッチを退いた。
 
24 金井貢史(横浜) 6.5
豊富な運動量を活かし攻守の役割を全う。隙あらば果敢に攻めあがる姿勢が実って、兵藤の先制点をアシストした。
 
MF
7 江坂 任(大宮) 7 
89分に値千金の決勝ゴールを突き刺す。直前の87分に取り消された得点を取り返す、ストライカーの気持ちが見えるシーンだった。試合終了後の小競り合いでも動き出しの速さを生かして、相手に飛び掛かろうとする横谷を押さえ、文句なしのMOMに。
 
THIS WEEK MVP
21 井手口陽介(G大阪) 7.5
ボールホルダーに果敢にチャレンジし、守備の強度を高めた。ボランチで組んだ遠藤と息の合ったパスワークで名古屋を翻弄。遠藤が退いた後はさらに運動量を上げ64分にはクロスからアデミウソンのゴールを導いた。そして終了間際には圧巻の一発! 文句なしのMOMだ。
 
17 横谷 繁(大宮) 7
44分のPKでの得点を紐解くと、この男が中盤でボールハントした場面に辿り着く。身体の強さを生かしたボールキープは健在で、ボールを左右に散らして攻撃のリズムも作るだけでなく、同点弾と逆転弾をアシストした。
 
24 関根貴大(浦和) 7.5
サイドを疾走し続けて、同点ゴールをアシスト。さらにズラタンのクロスにも詰めて、逆転ゴール(記録はオウンゴール)ももたらす。ピッチに倒れ込む選手が多いなか、そんな素振りさえ見せず“闘っていた”姿勢が、この結果をもたらした一因にも挙げられるだろう。
 
FW
41 家長昭博(大宮) 7
最終ラインの裏への抜け出し、中盤に降りてのボールの引き出しと“チームの核”として獅子奮迅の働き。44分に冷静にPKを沈めるだけでなく、84分には絶妙な位置取りで横谷のラストパスを引き出して、同点ゴールを決めた。
 
20 李 忠成(浦和) 7.5 (HT IN) 
まさに渾身の一撃。古巣のゴールに叩き込んだ同点弾により、KLM全員ふた桁ゴールを達成。いろいろな意味で、浦和にとっての“節目”となる1点になった。
 
※選手名の左の数字はクラブでの背番号。右は今節の採点。
採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。