[J1第2ステージ13節]新潟0-2鹿島/9月25日/デンカS
 
【チーム採点・寸評】
新潟 4.5
選手個々の闘志は感じられたが、肝心のゴールを奪う術を封じられて4連敗に。結果論だが、鹿島の術中にハマった印象は否めない。
 
【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 5.5
柴崎にスーパーミドルを叩き込まれた1失点目、PKでの2失点ともノーチャンスに近い。ただ、守備陣との連係に不安を覗かせたのは気掛かりだ。
 
DF
27 松原 健 5.5
前線へのフィード、対人守備とも特に問題はなかった。欲を言えば、何度か見せたサイドアタックを効果的に生かしたかった。
 
4 舞行龍ジェームズ 6
2試合ぶりの先発も、怪我の影響を感じさせなかった。空中戦では金崎や赤?との勝負で堂々と渡り合い、地上戦でもしつこく食らいついた。
 
5 前野貴徳 6(44分 OUT)
プレーにムラはなく安定していた。ルーズボールに目を光らせ激しくボールを奪うなど、闘志を全面に最終ラインを支えていただけに、足の負傷で途中交代を余儀なくされたのは悔やまれる。

MF
7 コルテース 5.5
前半から高い位置でボールを受けていたが、ファン・ソッコの対応に手を焼きチャンスには絡めず……。不完全燃焼に終わった。
 
6 小林裕紀 6
長短織り交ぜた正確なパスさばきで攻撃を構築。中盤に止まらず、味方のパス交換から「3人目の動き」で攻めに厚みを加えた。
 
25 小泉 慶 5.5(76分 OUT)
相手とのマッチアップで力強くボールを奪うだけでなく、マイボール時には積極的に攻撃にも関与。ただ、クロスやパスの精度を欠いたのは残念だった。
 
8 レオ・シルバ 6
ツボを押さえたポジショニングでピンチの芽を摘み取る。縦への推進力を発揮する場面は少なかったが、目立ったミスもなく安定していた。
FW
37 野津田岳人 6(70分 OUT)
前節の横浜戦に引き続き、前線3枚の一角で出場。チャンスには絡めなかったが、球離れの良いパス交換でリズムを生むなど存在感は示した。
 
10 ラファエル・シルバ 5
ブエノ、植田のマークを剥がせず沈黙。単独での突破を阻まれたうえ、味方との距離感も悪く期待を裏切ってしまった。
 
9 山崎亮平 6
ゴール前であと一歩の精度を欠いたのは課題。ただ、ルーズボールを確実にマイボールにするなど、持ち前のキープ力の高さは随所に発揮していた。
 
交代出場
DF
3 増田繁人 5.5(44分IN)
前野の負傷交代で急遽出場。3バックの真ん中でラインをコントロールした一方で、空中戦でのボール処理に手間取り、2失点目の遠因にもなった。
 
FW
19 鈴木武蔵 5(70分IN)
右ウイングバックで途中出場。時折、縦への鋭い突破を見せたが、慣れないポジションとあってインパクトは残せなかった。
 
FW
18 成岡 翔 ―(76分IN)
前線からボールを追うのみで、これと言って見せ場はなかった。ボールを引き出す術に秀でる意味では、先発で起用しても良かったか。
 
監督
吉田達磨 4.5
前線にボールが収まらず、攻撃はほぼ機能していなかった。交代カードを3枚切ったが、どれも効果的だったとは言い難い。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
前後半で内容に差があったが、きっちり結果を掴んだあたりは流石だった。相手の出方をうかがいながら、試合を進めるあたりも試合巧者と言える。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
相手にゴールを脅かされるシーンもほぼなく冷静にプレー。野津田が放った52分のFKに対しては一歩も動けずも、間一髪枠を外れた。
 
DF
14 ファン・ソッコ 6.5
守備に重心を置いた分、積極的な攻め上がりは少なかった。一方で、コルテースとのマッチアップは完勝し、チャンスを与えなかった。
 
17 ブエノ 6.5
2試合続けてのスタメン出場で完封勝利に貢献。対面したR・シルバを自由にはさせず、最終ラインを安定させた。
 
23 植田直通 6.5
9試合ぶりの先発に発奮したのか、闘争心剥き出しのプレーでことごとく敵を封じ込める。ブエノとの連係も特に問題はなかった。
 
16 山本脩斗 6.5
オーバーラップは自重し、マッチアップした小泉や野津田の対応に専念。手堅い守備を際立たせ、サイドからの突破を阻んだ。
 
MF
6 永木亮太 6
味方との距離感を意識しながら中盤を下支え。セカンドボールへいち早く反応し、ピンチの芽を摘み取った。
 
40 小笠原満男 6(81分OUT)
相手のパスコースを封じるなど、地味ながらも気の利いた働きを示す。背後のスペースをしっかりカバーし、相手の侵入を阻む役目もそつなくこなした。
 
10 柴崎 岳 6.5
MAN OF THE MATCH
後半開始早々、CKの流れから左足で目の覚めるようなボレ―シュートを突き刺す。見せ場は少なかったが、チャンスをしっかり仕留めたプレーを評価してMOMに選出。
 
8 土居聖真 6(90+2分 OUT)
後半はカウンターから何度かチャンスを作りかけたが全体的に大人しかった。守備面での貢献度を加味して及第点に。
FW
33 金崎夢生 5.5
終了間際のPKで11試合ぶりにゴールを奪う。今季の得点数をふた桁に乗せたが、全体的にはやや物足りない出来だった。
 
18 赤?秀平 5(67分 OUT)
前線から鋭いプレスは効果的だったが、攻撃面では存在感を放てず途中交代に。新潟のDF陣に動きを封じられてシュート0本に終わった。
 
交代出場
FW
34 鈴木優磨 6(67分 IN)
DFのマークに遭いながらも貪欲にゴールを目指す姿勢で2点目のPKを誘発。ゴールは奪えなかったが、アグレッシブなプレーには好感が持てた。
 
MF
20 三竿健斗 ―(81分 IN)
2試合連続で途中出場。チャンスと見るや前線にも顔を出し、土居のクロスから決定的なシュートも放った。
 
MF
11 ファブリシオ ―(90+2分 IN)
出場時間はわずか3分ほどに終わる。それでも、鋭い突破から際どいシュートを放つなど攻撃力の高さを垣間見せた。

監督
石井正忠 6.5
守備を重視して臨んだ采配は結果的に奏功。試合状況を見ながら投じた3枚の交代カードも機能していた。
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。