[J1第2ステージ13節]浦和3-0広島/9月25日/埼玉
 
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
「ピンチを凌いで、チャンスを決める」お手本のようなゲーム内容。宇賀神も「試合巧者の広島よりも、試合巧者の戦いができた」と胸を張った。ライバルの広島を破って、チャンピオンシップ進出を決めた点は、残り試合を見据えても自信になるだろう。
 
【浦和 3-0 広島 PHOTO】攻守に躍動した浦和がチャンピオンシップ進出決定

【浦和|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
1 西川周作 7
チームのピンチを救うスーパーセーブを連発。フィード面でひやりとする場面もあったが、この守護神の活躍なくして無失点勝利はなかった。
 
DF
3 宇賀神友弥 6.5
前節・FC東京戦に続いてストッパー起用。一瞬の判断で高木に絶妙な浮き球でゴールを演出し、試合終盤には本来の左WBに回った。
 
4 那須大亮 6.5
49分に茶島のシュートをかき出すナイスクリア! 相手に抜け出されてピンチを招く場面もあったが、粘り強い守備とGKとの連係でしのいだ。
 
46 森脇良太 6
終始WBに近い位置取りでプレー。地味ながら、駒井を上手くカバーしつつ裏のスペースをケアし、広島の攻撃を撥ね返した。
 
MF
9 武藤雄樹 5
速攻を先導した反面、ボールロストも多く、厳しいマークと判定にフラストレーションを溜めた。80分にはゴールネットを揺らすもファウルを取られてノーゴール。アンラッキーなゲームだった。
 
10 柏木陽介 5.5
必死に走って中盤でリズムを生む。2点目の起点となるなど攻撃を牽引したが、終了間際の決定的なシュートを外した点はいただけない。
 
13 高木俊幸 6.5(66分OUT)
切れのある動きと思い切りの良さを披露。オウンゴールの場面も、折り返しのボールに猛スピードで飛び込み、相手のミスを誘った。3点目はトラップで勝負ありだった。
 
18 駒井善成 5(51分OUT)
連係にわずかなズレがあり、流れを止めてしまう。対面の柏にも球際の争いで完全に負け、先発起用に応えられなかった。
 
24 関根貴大 5
ミキッチの突破を食い止め切れず、30分にはPKを献上。相手のPK失敗に助けられたが、終始後手を踏んだ印象は否めなかった。
FW
30 興梠慎三 6(75分OUT)
リーグ戦3試合ぶり、公式戦では5試合ぶりの先発出場。ゴールこそ挙げたが、マッチアップした千葉に先を読まれ苦戦を強いられた。
 
交代出場
DF
6 遠藤 航 6(51分IN)
出場直後に背後を突かれてイエローカードをもらったが、その後は安定したプレーを披露。3試合ぶりの出番を得て、定位置奪取への意欲を口にした。
 
MF
16 青木拓矢 6(66分IN)
阿部と縦関係を築き、中盤の底を幅広くカバー。決して目立たないが、気の利いたポジショニングでスムーズにチームを回した。
 
FW
21 ズラタン 5.5(75分IN)
90分にひとりでカウンターを敢行。DF3人を相手にフィニッシュまで持ち込んだが、GKにセーブされてゴールはならなかった。
 
監督
ペトロヴィッチ 6.5
攻守の切り替えを早め、チャンスを確実に決める理想的な展開。相手がPKを外すなど追い風があったとはいえ、戦術の徹底が勝利につながった。
【チーム採点・寸評】
広島 5
作ったチャンスをモノにできず、逆に失点する典型的な負けパターン。イニシアチブを握っていた両サイドを生かすことができなかった。第2ステージ10位、年間でも6位に転落。
 
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 5.5
オウンゴールのほか、守備陣が前に軸足を置いた際の失点など、GKとしては苦しいゲームだった。3失点は悔しさの残る結果だろう。
 
DF
4 水本裕貴 5.5
最後の局面ではコースに入ってシュートを防いでいたが、球際で負ける場面も散見。ボックス内への侵入を未然に防いで対応したかった。
 
5 千葉和彦 5
立ち上がりは動き出し、読みともに抜群。興梠を上手く封じ込めていたが、オウンゴールで浦和に流れが行ってしまった。何とか集中力を保って戦っていたが……。
 
33 塩谷 司 5.5
15分、高木の決定的なシュートを間一髪ブロック。1対1で負ける場面こそなかったが、サイドや中央のカバーなど負担が大きかった。3失点目は、浮き球を懸命に撥ね返そうとするも、上を抜かれてしまった。
 
MF
6 青山敏弘 5.5
2失点目は高木に裏を取られてチャンスを献上。両チームで最多の走行距離を記録したが、その奮闘をチームの勝利に結びつけられなかった。
 
14 ミキッチ 5.5
関根を相手にガンガン仕掛け、PKを誘発。その後もサイドを活性化したが、クロスを含めたラストプレーの精度が低かった点、簡単に宇賀神にアシストを許してしまった点は差し引かなければいけない。
 
18 柏 好文 5.5
駒井とのドリブラー対決で激しく火花。マッチアップでは完全に勝利していたものの、1枚剥がした後のアイデアにバリエーションが欲しかった。
 
25 茶島雄介 5.5(66分OUT)
チーム最多タイのシュート3本を放つなどチャンスには顔を出すも、力強さと精度が欠落。試合後、本人も「結果がすべて」と肩を落とした。
 
28 丸谷拓也 5.5(75分OUT)
柏木と阿部に対し、青山と入れ替わりながらマーク。ただ、相手のカウンターを堰き止めることができず、75分にピッチを後にした。
 
30 柴?晃誠 5.5
対峙した森脇にパワー負け。39分にP・ウタカとのワンツーで抜け出したのが唯一の見せ場だったが、DFにシュートを阻まれて得点を奪えなかった。
FW
9 ピーター・ウタカ 4.5(分OUT)
相手を背負ってのプレーが大半を占め、迫力が半減。先制のチャンスではまさかのPK失敗で、その後は個人プレーに走るシーンが目についた。
 
交代出場
FW
22 皆川佑介 5.5(66分IN)
泥臭く身体を張って高さで勝負を仕掛けるも、ロングボールやクロスのタイミングが合わず。ゴールを匂わす迫力と決定力がほしい。
 
MF
7 森?浩司 5.5(66分IN)
見せ場は76分のFKのみ。何度もアップダウンを繰り返して懸命に戦ったが、チャンスに絡めなかった。
 
FW
11 佐藤寿人 5.5(75分IN)
皆川と2トップを形成。しかし、チェイシングに追われた印象は拭えず、シュートも0本に終わった。
 
監督
森保 一 5.5
最後まで諦めず、3−5−2への切り替えなど手を尽くしたが、大一番で敗戦。チャンピオンシップ進出は絶望的な状況となってしまった。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。