[J1第2ステージ13節]川崎3-2横浜/9月25日/等々力

【川崎 3-2 横浜 PHOTO】川崎がロスタイムでの劇的な勝利を挙げる
 
【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
劇的な勝利はサポーターを喜ばせたはず。勝負強さも光った。しかし、90分を通して試合をコントロールしながら、ロスタイムに2失点した拙さは改善が必要だ。
 
【川崎|採点・寸評】 
GK
30 新井章太 6(69分OUT)
リーグ戦では今季初スタメン。7分には裏に出されたボールをペナルティエリアを飛び出してクリア。セービングも安定していた。だが、69分に無念の負傷交代となった。
 
DF
18 エウシーニョ 6
序盤はパスがずれるシーンが見られた。それでも、徐々にギアを上げ右サイドから多くのチャンスを作った。
 
23 エドゥアルド 5.5
横浜の1トップの伊藤をきっちりケア。しかし、9分というロスタイムのなかで瓦解。劇的な勝利も後味の悪さが残った。

5 谷口彰悟 5.5
車屋と連係して左サイドに蓋をした。マルティノス、兵藤らの仕掛けにも慌てずに対応。4バックへの変更後はCBに入るも、最後の最後でプレーが鈍った。
  
20 車屋紳太郎 6
前半に一度突破されたが、それ以外では対面したマルティノスに自由を与えず。攻撃にもよく絡んだ。ただ2失点は悔いが残る。
 
MF
10 大島僚太 6
中村との阿吽の呼吸でリズムを生み出した。24分の狩野へのパスなど視野の広さも存分に見せた。
 
14 中村憲剛 6.5
中盤で守備的な役割を担うE・ネットの不在を受けてボランチとしてチームをコントロール。黒子役として周囲をフォローした。後半ロスタイムにはバー直撃の一発を放つ。
 
6 田坂祐介 6.5
右ストッパーとして本職顔負けのパフォーマンスを披露。一度、齋藤にぶち抜かれたが、読みの鋭さを生かし何度もボールを回収した。三好のゴールを演出し、終了間際には小林の決勝弾をアシスト。
  
25 狩野健太 6.5
第1ステージ3節以来の先発で結果を残した。主力数人が不在のなか、貴重な先制ゴールをマーク。ディフェンス面でもよく身体を張った。
 
26 三好康児 6
ボールコントロール、フィニッシュ精度と粗削りな面は否めないもものの、ひたむきなプレーは清々しかった。83分にはGKをあざ笑うかのようなチップキックでネットを揺らす。しかし、痛恨のパスミスで同点弾を献上。それがなければ評価は「7」だった。
FW
MAN OF THE MATCH
11 小林 悠 7.5(86分OUT)
大久保が出場停止のなか、最前線で起点となった。正確なクロスで先制点をアシスト。後半はあと一歩となるシュートを放ち続けると、終了間際に劇的な決勝弾を奪取。まさに救世主と言える活躍だった。
  
交代出場
GK
29 高木 駿 5.5(69分IN)
新井の負傷を受けて、スクランブルで登場。冷静にシュートを撥ね返した。2失点も悲観する出来ではなかった。
 
8 小宮山尊信 −(82分IN)
2点リードの状況で試合を締めるためにピッチへ。J1での200試合出場を果たす。ハラハラの展開に「忘れられない試合になった」。
 
 FW
9 森本貴幸 −(90+9分IN)
まさかの同点弾を喫し、ゴールをこじ開けるために投入される。わずかな時間ながらも相手にプレッシャーは与えたはず。
 
監督
風間八宏 5.5
「ロスタイムに入るまでは良かった」と語るように、同点に追いつかれるまではチームをしっかり掌握した。試合の締め方は再考したい。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
ロスタイムでの反発力は見事。しかし、大半は川崎のパスワークについていけずに多くのピンチを迎えた。
 
【横浜|採点・寸評】
GK 
1 榎本哲也 5.5
3失点ともに止めるのは難しかった。シュート20本を打たれながら踏ん張りは見せた。
 
DF
13 小林祐三 5.5
14分には逆サイドからのクロスに対し、狩野に前に入られてゴールを許した。その後は名誉挽回にと攻撃に出る。74分には決まったかと思われた小林悠のシュートを掻き出すスーパープレーも。
 
4 栗原勇蔵 5.5
前半は1失点したもののシュートコースをよく塞ぎ、セットプレーでも存在感を発揮。一方、後半はカウンターから後手を踏むシーンがあった。
 
22 中澤佑二 5.5
毎度のことながら制空権はがっちり手にした。最終ラインからのフィードは見せられず。
 
24 金井貢史 5.5(82分OUT)
同サイドの齋藤と絡みながら、オーバーラップを繰り返した。粘り強いディフェンスも悪くはなかった。
 
MF
2 パク・ジョンス 5.5(85分OUT)
左右にボールを捌いて攻撃陣を援護した。中盤の守備ではもう少し力強さが欲しかった。

8 中町公祐 6
ボランチの位置に下がりながらバランスを取った。90+6分には反撃の狼煙となるゴールを奪う。

20 マルティノス 5.5
前半に一度、DFを置き去りにして好機を演出。しかし、その後は車屋、谷口らの前に沈黙した。 

7 兵藤慎剛 5.5(71分OUT)
プレースキッカーとして良いボールは送っていたが、流れのなかでは持ち味を出せず。71分に負傷交代となった。

11 齋藤 学 6
22分にはキレキレのドリブルで川崎守備陣を手玉に取った。後半も停滞するチームのカンフル剤として機能。90+8分にはパスカットから持ち込み伊藤のゴールへつなげた。
FW
16 伊藤 翔 6.5
川崎の固い守備に抑えられ、後半ロスタイムに入るまでは仕事をできず。だが、90分からの8分間で爆発。中町のゴールを導き、一時は同点とするシュートを決めた。
 
交代出場
MF
25 前田直輝 6(71分IN)
積極果敢なドリブルで90+6分の中町のゴールの起点となった。セットプレーのキッカーも任された。
 
MF
18 遠藤渓太 −(82分IN)
金井に代わり左SBに入る。川崎の攻勢に押され気味だったものの、しぶとく食らいついた。

MF
29 天野 純 −(85分IN)
鋭い仕掛けから中町のゴールにつながるクロスを送った。その攻撃参加は効いていた。

監督
エリク・モンバエルツ 5.5
「選手たちを褒めたい」と、終盤に粘りを見せたチームを称える。前田、天野らの投入も奏功した。ただ、川崎相手に有効な守備の方法を提示できなかったのはマイナスだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。