【チーム採点・寸評】
磐田 5
湘南のプレスに苦しんだ。パスを分断されてロングボールが増えたが、そのセカンドボールも拾えず。ボールを持ってもサポートが遅く、攻め手はカウンター頼りに。前線からのプレスの連係も希薄で、相手の拙攻に助けられてのドローといった印象は拭えない。終盤、オープンな攻防の中で決定機を作った点は地力が出たと言えるが、それも相手GKに阻まれた。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
22 カミンスキー 6
大きなピンチも処理が難しいシュートもなく、大きな見せ場はなかったが、細かいプレーや判断に狂いなく的確。終始、安定していた。
 
DF
2 中村太亮 5
流れの中でチャンスにつながるクロスは見られなかった。背後をケアして裏をとられることはなかったが、相手の圧力に押され気味。
 
35 森下 俊 6
相手のプレスに余裕を奪われ、効果的なフィードは少なかった。だが、守備では身体を張り、ゴール前で大槻に仕事をさせなかった。
 
33 藤田義明 5.5
闘志漲るプレーを見せたが、対応が遅れたり飛び込んでかわされる場面も。つなぐ意識も徐々に薄れ淡白なクリアが増えていった。
 
28 石田峻真 4.5
ゲームに入り切れていなかった。ポジショニングも攻守において中途半端な印象。思い切った攻め上がりからのクロスを増やしたい。
 
MF
13 宮崎智彦 5
バランスをとるポジショニングは悪くないが、相手の脅威にはなれず。パス回しでリズムを作れず、危険な場所でのボールロストも散見。
 
40 川辺 駿 5.5
ボランチで先発。守備の意識を高めたが、簡単にボールを奪われる場面あり。オープンな展開となってからは速い判断とパスでチャンスを作った。
 
9 太田吉彰 5
終盤に打ち合いになってからは持ち味が活きたが、それまでは味方とのパスのタイミングが合わず、石田との連係にも苦労した。
 
22 松井大輔 6(63分OUT)
よくボールを受けたが、相手の強烈なプレスと味方サポートの遅さに苦しみ、展開力を発揮できず。果敢なプレスも後方の連動なく、スペースを与えてしまうことも。だが、前線で誰よりも覇気のあるプレーを見せた。
 
15 アダイウトン 5(74分OUT)
個の強さを活かしたプレーで奮闘したが、周囲を使うことも、周囲のサポートも足りない。ジェイやトップ下との連係が増えれば。
 
FW                                                                          
8 ジェイ 6
敵のマークに苦しみ、ロストも多かった。しかし中盤に落ちてのプレーは視野が広く、ゴール前では唯一得点の匂いを感じさせていた。
 
交代出場
MF
22 山本康祐 5.5(63分IN)
相手のカウンターを、身体を張って止めるファインプレー。アグレッシブに闘ったが、ゴールにつながるプレーはなかった。
 
MF
11 松浦拓弥 5.5(74分IN)
終盤、アジリティを発揮してゴールに迫った。アディショナルタイム、決定的なボレーシュートを放つがGKにセーブされた。
 
DF
5 櫻内 渚 ―(79分IN)
終盤、湘南も前にかかっており、敵陣深くまで攻め上がることはなかなかできなかった。ロングスローも不発。
 
監督
名波 浩 5
4バックに切替えたことでサイドが裏をとられることは減り、バランスも整った。しかし失点0は、相手の拙攻に助けられた感も。攻守に連係が希薄で、ペースを握れなかった。
 
【チーム採点・寸評】
湘南

自分たちのサッカーをアグレッシブに実践した。立ち上がりはやや下がったが、すぐに前線、中盤でのハイプレス、素早い攻守の切り替えで盛り返しパスをつなぎ主導権を握った。後半も前への圧力を失わず、カウンターからのピンチも凌ぎ勝点1。内容では勝利したが、フィニッシュに関わるところでの精度、スピード不足は依然として課題が残る。6以上はつけられない。
 
GK
1 村上智彦 6.5
好セーブを連発した。終盤、87分にジェイ、アディショナルタイムに松浦と、2度の決定的なシュートを防いだプレーは値千金だった。

DF
36 岡本拓也 6
相手FW、2列目の後方からの飛び出しに神経を尖らせ、身体を張った。簡単に蹴らずにパスをつなぐ意識が高かった。終盤は果敢な攻め上がりも。
 
4 アンドレ・バイア 6.5
ジェイへのロングボールに必ず競り、簡単にボールを入れさせず、かつ自由を奪う実直なプレーを90分間続け、相手の攻撃の威力を半減させた。
 
6 三竿雄斗 6
闘志あらわにチームを牽引。終盤は前掛かり気味でピンチも招くが、左クロスで最大の決定機を演出するなどチャンスも作る。勝利を狙う姿勢を崩さなかった。
 
MF
24 奈良輪雄斗 5.5
中盤の攻守にうまく絡み、右サイドで敵陣深く攻め入る場面も。だが、サイドチェンジのパスなど、ここぞのところでのミスが散見。
 
16 石川俊輝 5.5
味方のミスをカバーしながら、予測の効いたポジショニングでルーズボールをモノにし、パスも収めた。しかし前線へのパスはミスが少し目立った。 
 
22 下田北斗 5.5(58分OUT)
守備は申し分ないが、攻撃面は少し物足りないか。56分には鋭い出足でルーズボールをモノにしてミドルを放つも枠を捉えられず。
 
10 菊池大介 5.5
攻撃での仕掛けは、思い切りの良さと迫力に欠けた印象。終盤は、右サイドからもクロスを放ったが、チャンスには結びつかなかった。
FW
32 齋藤未月 6.5(72分OUT)
若々しく躍動し前への推進力となった。球際で粘り、間々でボールを受けて中盤を構築、さらにゴール前へ出て行った。後半ボランチになってからは、後ろから飛び出すことでさらにやっかいな存在に。
 
8 山田直樹 6.5 (78分OUT)
自陣ゴール前で身体を張ったかと思えば、前線では果敢なプレスでチャンスを作る。ピッチを縦横に走り、齋藤とともに決して足を止めずに湘南の攻勢の原動力に。らしさを見せた。
 
19 大槻周平 5.5
粘り強いポストプレー、身体を当てて高い位置でボール奪取する守備で湘南の攻勢を支えた。しかし、フィニッシャーとしては相手DFに封じ込められた。
 
交代出場
FW
23 高山 薫 6(58分IN)
素早い動き出しで後方からパスをひき出し湘南の攻撃をギアアップ。85分、三竿の右クロスをフリーで捉えるも逸機したきが惜しまれる。
 
DF
30 島村 毅 5.5(72分IN)
積極的にアプローチに行き相手の攻撃の芽を潰した。カウンター時にも前へ出たが、奪われて危ない場面も。終盤は前線に上がったが不発。
 
FW
15 長谷川アーリアジャスール ―(78分IN)
オープンな展開となったなかで前線に投入され、島村や大槻とともにパワーペレーのターゲットとなったが、チャンスには絡めなかった。
 
監督
曺 貴裁 6
高山を入れてギアアップし、齋藤をボランチに下げて敵を攪乱。最後はパワープレーに出るなど次々に的確な手を打ち、ペースを握り続けた。決定機の数は下回ったが、中盤を中心に攻守の連動性では磐田を上回った。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。