プレミアリーグで開幕6連勝、カップ戦を含めれば公式戦10連勝と、文字通りのロケットスタートを切ったマンチェスター・シティにとっては手痛いニュースだ。
 
 ペップ・グアルディオラ新体制下でもその存在感を発揮し、攻撃陣を力強く牽引していたケビン・デ・ブルイネが、9月24日のスウォンジー戦(プレミアリーグ6節)で81分にハムストリングを負傷した。
 
 ドクターの診断は、全治4週間。つまり、9月28日のセルティック戦(チャンピオンズ・リーグ=CL)、10月2日のトッテナム戦(プレミア7節)、15日のエバートン戦(プレミア8節)は欠場が濃厚、19日のバルセロナ戦(CL)と23日のサウサンプトン戦(プレミア9節)もプレーできるか微妙な情勢だ。
 
 今シーズンは4-1-4-1のインサイドハーフに入り、正確無比のキックと卓越したビジョンを活かし、ここまで6試合に出場したプレミアでは2ゴール・6アシストと序盤戦MVP級の働きぶり。そんな攻撃の中心選手を、ペップはメッシを引き合いに出して、こんなふうに絶賛していた。
 
「メッシは(世界最高峰の)テーブルに一人で座っている。だれもそこには座れない。ただ、ケビンならすぐ近くのテーブルに座れるはずだ」
 
 とりわけ、デ・ブルイネの不在の大きさを痛感することになりそうなのが、そのメッシ擁するバルセロナと戦うCLの一戦だろう。
 
 ただ心強いのは、9月14日のボルシアMG戦(CL)で戦列に復帰し、デ・ブルイネと同じインサイドハーフで少しずつプレゼンスを高めているイルカイ・ギュンドアンの存在。まだ完全にはペップのサッカーにフィットしていないものの、軽快なパスワークで舵を取りながら、効果的なフリーランとボール奪取後にグイグイと持ち上がるドリブルで決定機に絡むプレーを、徐々に披露しはじめている。
 
 また中盤では、アレイシ・ガルシアという19歳の逸材がボーンマス戦でプレミア・デビューを果たし、リーグカップのスウォンジー戦では1ゴールをマークするなど、さっそく指揮官の期待に応えており、デ・ブルイネが離脱するこの4週間は出番が巡ってくる可能性がさらに高くなりそうだ。
 
 ギュンドアンとA・ガルシアという光明――。デ・ブルイネが戻ってくる頃、ペップ・シティはさらにチームとしての総合値をアップさせているかもしれない。