ブンデスリーガでは、大迫の勢いが止まらない。
 
 第5節、RBライプツィヒとのホーム戦に臨んだ大迫は、2トップの一角として4試合連続の先発出場を果たし、72分までプレーした。
 
 ケルンは序盤に先制点を許すが、大迫が前節シャルケ戦に続く2試合連続の同点弾を決めてケルンが同点に追いつく。
 
 25分、左サイドでラウシュのパスを受けた大迫は、相手DFを背負いながら右足アウトサイドでトラップして前を向くと、左足から放たれたシュートはニアハイを打ち抜いた。
 
 地元紙『エクスプレス』は「またも爆発した。素晴らしい同点ゴール」と大迫を絶賛し、『ビルト』も両チーム通じて最高点となる2点を与え、「大迫がシュテーガー(監督)の無敗シリーズを救う!」という見出しで記事を掲載した。
 
 試合は結局1-1で終わったものの、ケルンは無敗をキープし、3位につけている。
 
 ハンブルクの酒井高徳は、序盤戦でいきなり大きな転機を迎えることになった。
 
 ホームで首位バイエルンを対戦したハンブルクは、試合終了間際に決勝点を許し、0-1で敗れたが、右SBとして先発フル出場した酒井はこの失点に絡んでしまった。
 
 右サイドの低い位置でプレッシャーを受けた酒井は、ボールを大きく蹴り出そうとするも短くなってしまい、チアゴにダイレクトで背後にパスを送られてしまう。素早くポジションに戻った酒井は、リベリーのドリブルに対応するもクロスを上げられ、キミッヒにゴールを許してしまった。
 
 地元紙『ハンブルガー・モーゲンポスト』紙は4点を与え、「彼は多くを要求されたこの試合をほとんど覚えていないだろう。それに反するように、終了間際にはあと一歩が遅かった」と記した。
 
 バイエルン相手に善戦したハンブルクだが、1分け4敗の不調を理由にラッバディア監督を解任し、ギスドル新監督を迎えた。
 
 ラッバディア監督は、酒井がハンブルク移籍を決断する上で非常に重要な役割を果たした人物だけに、影響は大きい。酒井にとっては、新たな監督の下で信頼を掴むことが必要になる。
 ヘルタ・ベルリンの原口は、フランクフルト戦で開幕から5試合連続となる先発フル出場を果たした。ヘルタはシュート6本(うち枠内シュートは4本)で3ゴールを奪う効率の良さを見せたが、原口は結果に絡むことができなかった。
 
 地元紙『ベルリナー・ツァイトゥング』紙は「相手をかわすプレーは印象的で、常にボールは足元にあった。43分の素晴らしいソロに見合うだけの対価を、ベルリンに持って帰ることはできなかった」と記した。
 
 2部リーグでは第7節、シュツットガルトの浅野と細貝が揃ってボーフム戦に先発出場している。
 
 浅野に対する評価は厳しく、地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』紙の採点は5点で、『キッカー』誌は4点。前者は以下のように評している。
 
「この日本からの新加入選手にとって、この試合は長い時間が過ぎ去るだけだった。後半は少し良くなったが、チームメイトとの連係が欠けていることに関しては何も変わりはなかった」
 
 細貝については評価が分かれ、『シュツットガルター・ツァイトゥング』(採点4点)は「この守備的MFはボーフム戦よりも良い試合をすでに見せてしまった。組み立てでミスが多く、攻撃面でも貢献は少なかった」と厳しめだが、『キッカー』はチームトップタイの2.5点を与えた。
 
文:山口 裕平