プレミアリーグ6節のビッグ・ロンドン・ダービーで、0-3という屈辱的な敗北を喫したチェルシーにダメを押したのが、“身内の逸材”だった。
 
 試合後、ホームで完勝を収めたアーセナルのメスト・エジルとエクトル・ベジェリンが、自身のインスタグラムにドレッシングルームの様子やゴール後の喜び写真をアップ。すると、今夏にチェルシーからバーンリーにレンタル移籍したFWのパトリック・バンフォードが、すかさず「いいね!」をプッシュした。チェルシー・サポーターの反感を買ったのは、言うまでもない。
 
 なぜ、バンフォードはそんな行為に及んだのか――。
 
 2012年1月にチェルシーがノッティンガム・フォレストから180万ユーロ(約2億1600万円)で引き抜いたバンフォードは、各年代のイングランド代表でプレーしてきたストライカーの逸材だ。
 
 ただ、周囲の期待や自身の思惑とは裏腹に、チェルシー入団後はMKドンズ、ダービー、ミドルスブラ、クリスタル・パレス、ノーリッジと武者修行のローンを繰り返し、トップチーム・デビューを果たせないまま4年半が経過。今夏に貸し出されたバーンリーでレンタル移籍は6クラブ目、年齢は23歳になっていた。
 
 クラブのそんな扱いに嫌気がさしたのか、あるいは久し振りに世間の注目を浴びたかったのかはわからないが、ダービー後、皮肉交じりに「いいね!」を連続プッシュしたのである。
 
 新天地のバーンリーでバンフォードがピッチに立った時間は、6節を終えた時点でわずか21分。そして、ネットは一度も揺らしていない。
 
 チェルシー・ファンがなにより期待するのは、インスタグラムの「いいね!」ではなく、相手ゴールにボールを“プッシュ”するFWとしての活躍であり、成長した姿だろう。
 
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