10月6〜8日に開催されるロシア・ワールドカップ欧州予選で、もっとも注目を集めているカードが、イタリア対スペイン戦(グループG)だ。EURO2016のラウンド・オブ16でも実現したビッグカードは6日、トリノのユベントス・スタジアムで行なわれる。
 
 イタリアはアントニオ・コンテからジャンピエロ・ヴェントゥーラ、スペインはビセンテ・デル・ボスケからジュレン・ロペテギと、ともにEURO2016終了後に監督交代を決断。新たなサイクルをスタートさせている。
 
 とはいえイタリアは、ヴェントゥーラの戦術的志向がコンテと似通っていることもあって、3-5-2のシステムも連携重視のプレーコンセプトも基本的には踏襲。将来を見据えてGKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)、DFアレッシオ・ロマニョーリ(ミラン)、FWアンドレア・ベロッティ(トリノ)などの若手を加えた以外は、メンバーもEURO2016から大きくは変わっていない。
 
 軸となるのは、守備陣がジャンルイジ・ブッフォンやレオナルド・ボヌッチなどのユベントス勢、中盤がアントニオ・カンドレーバと怪我の癒えたマルコ・ヴェッラッティ。ただ、パンチ不足が否めない前線には今回、新天地ニースで復活したマリオ・バロテッリの2年ぶりの招集が噂されている。
 
 一方のスペインは、かつて4年間に渡ってU-19、U-20、U-21の代表チームを率いたロペテギが、当時の教え子であるダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)、チアゴ・アルカンタラ(バイエルン)、セルジ・ロベルト(バルセロナ)などを重用する構え。また、EURO2016は選外だったジエゴ・コスタ(チェルシー)を復帰させる一方、長く主将を務めたイケル・カシージャス(ポルト)を外すなど、さっそく独自色を出している。
 
 戦術的にはデル・ボスケ時代の「ティキ・タカ」一辺倒から、ポゼッションとカウンターを融合したよりモダンなスタイルへの移行を模索する。
 
 9月の予選1節は、イタリアがイスラエルに3-1、スペインがリヒテンシュタインに8-0で勝利。両者とも連勝を狙う10月の一戦は、EURO2016の時のようにイタリアが攻守でスペインを圧倒するのか、はたまたスペインが攻撃力を押し出してイタリアを押し込むのか。予想が難しいところだが、いずれにしてもハイレベルな一戦になること間違いなしだ。
 
 注目のイタリア対スペインは、日本時間の10月7日早朝3:35にキックオフされる。