U-16アジア選手権は9月29日、準決勝の日本対イラクが行なわれ、日本は2-4で敗れ、ベスト4で姿を消した。

 日本は、注目の久保建英がベンチスタート。ここ数日、体調不良により、別メニュー調整が続いていた。

 試合は、連日の試合に悪天候も重なり、劣悪なピッチ状況のもとで開始された。日本は序盤、なかなかパスをつなげずイラクにボール支配を許す展開となった。

 日本は立ち上がり、シュートまで持ち込むことができず、逆に19分、イラクのダウードに先制ゴールを許してしまう。日本は大会初の失点となった。ダウードはこの時点で、大会得点ランクトップタイの4ゴール目。

 しかし30分、日本は平川怜からのスルーパスに抜け出した山田寛人がゴール左に決め、同点に追いつく。山田のチームファーストシュートが同点弾となった。

 同点に追いついた日本は、徐々に余裕が生まれ、中盤でもテンポよくボールをつなぐシーンが見られるようになる。33分には、オフサイドになったものの、再び山田が最終ラインの背後にタイミングの良い飛び出しを見せる。

 そして前半終盤の42分、左サイドからの山田のクロスに宮代大聖が飛び込むと、ボールは宮代に触れず、そのままイラクゴールに吸い込まれる。日本が山田の2得点で逆転に成功した。

 日本は前半を1点リードで折り返した。

 日本はメンバー交代をせずに後半に臨んだ。後半も立ち上がりはイラクが攻勢に立ち、日本は自陣で我慢の時間帯が続く。

 しかし52分、日本はカウンターから鈴木冬一が抜け出し、クロスを上げると、走り込んだ宮代が決定的なシュートを放つ。だがここは相手GKの好守に阻まれ、追加点はならなかった。

 さらに55分、前線からの守備でボールを奪った日本は、宮代が突破から再び決定的なシュートを放つが、クロスバーを直撃。追加点はならなかったものの、日本の攻撃にリズムが生まれてくる。

 そして59分、日本は鈴木に代えて久保を投入。直後の61分にはイラクDF陣の背後に飛び出した宮代がまたも決定機を迎える。しかし、このシュートもポストに阻まれてしまった。

 すると65分、日本はセットプレーの流れから、イラクのアブドゥル・サダに同点ゴールを奪われてしまう。試合は2-2の振出しに戻った。

 さらに72分、日本は大ピンチを迎える。イラクのダウードに裏を取られ、GK谷晃生がかわされると無人のゴールにシュートを流し込まれる。しかし、ここは戻ったCBの瀬古歩夢がスライディングで間一髪クリアして難を逃れた。

 だが79分、日本はカウンターからダウードに背後を取られると、追いかけた瀬古がペナルティエリア内でダウードを倒し、PKを与えてしまう。瀬古は二枚目のイエローカードで退場に。このPKをダウードに決められ、日本は1点のビハインドを負うこととなった。

 日本は終盤、ひとり少ないながらも猛反撃に出る。途中出場の中村敬斗、宮代らにボールを集め、イラクゴールに迫る。しかし、後半アディショナルタイムにはカウンターから再びイラクにPKを与えてしまう。これをダウードに決められ、イラクに2点のリードを許す。ダウードはハットトリックを達成した。

 結局、日本はイラクに2-4で敗れ、今大会ベスト4で敗退。悔しい逆転負けとなってしまったが、日本は4強入りを果たし、来年再びインドで開催されるU-17ワールドカップの出場権を獲得している。