[J1第2ステージ14節]名古屋5-0福岡/10月1日/パロ瑞穂

【名古屋 5-0 福岡 PHOTO】 永井がハットトリック! J1残留へ名古屋が大きな1勝
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 7
立ち上がりはやや押し込まれたが、安定した守備組織を活かし流れを引き寄せた。後半はほぼ狙い通りの展開で、効果的に得点を積み重ねて完勝した。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢?正剛 6.5
前半に一度、後半は三度の決定機を阻みチームを救う。ハイボールには果敢に飛び出してキャッチするなど、安定感が光った。
 
DF
13 磯村亮太 6.5
本職ではない右SBをそつなくこなす。後半早々には、積極的な攻め上がりから放ったシュートがクロスバーで跳ね返り、永井のハットトリックを?お膳立て″した。
 
2 竹内 彬 6
前半はラインコントロールの判断に不安を感じさせたが、後半は安定感を顕示。空中戦でも力強さを際立たせた。
 
4 田中マルクス闘莉王 6.5
ウェリントンと激しいエアバトルを演じ起点封じに成功。最終ラインの「壁」となって立ちはだかるとともに、味方に的確な指示を飛ばしながら巧みにラインをコントロールする姿も頼もしかった。
 
6 古林将太 6(85分 OUT)
前半は何度か背後を取られるシーンがあったが、味方との役割分担が明確になった後半は冷静にプレー。ピンチに晒されるシーンはほぼなかった。
 
MF
8 ハ・デソン 6.5
キープ力とテクニックを駆使して中盤を制圧。ドリブル突破から決めた先制点の場面のように、気を窺った攻撃参加も効いていた。
 
15 イ・スンヒ 6.5
ルーズボールに目を光らせ、激しいタックルでピンチの芽を摘んだ。90分間集中を絶やさず、中盤を安定させる働きぶりは素晴らしかった。
 
7 田口泰士 6.5
攻守の要として存在感を発揮。フィジカルを活かしてマイボールにするだけでなく、正確なパスやプレースキックで3得点に絡むなど、キャプテンにふさわしいパフォーマンスを披露した。
FW
10 小川佳純 6(83分 OUT)
ゴールは奪えなかったが、随所で持ち味を発揮。キレのある突破で相手DFを翻弄し、攻撃にアクセントを加えていた。
 
9 シモビッチ 6
高さと懐の深いキープ力を活かし、前線の基準点として機能。見せ場は限られたが、その存在は常に脅威となっていた。
 
11 永井謙佑 7(79分 OUT)
MAN OF THE MATCH
田口のスルーパスに抜け出した1点目をはじめ、スピード豊かな突破でDFを翻弄。後半に2点を加えてハットトリックを達成した活躍ぶりを考えても、この日のMOMにふさわしい。
 
交代出場
FW
32 川又堅碁 ―(79分 IN)
出場時間が限られシュート0本に終わったが、動きの質は悪くなかった。貪欲にゴールに迫る姿勢は、今後も継続してほしい。
 
DF
36 酒井隆介 ―(83分 IN)
投入から3分後に、田口の右CKを頭で合わせてチーム5点目を奪取。守備面以外にもきっちり仕事を果たした。
 
DF
24 高橋 諒 ―(85分 IN)
積極的に攻撃へ絡んで、わずかな時間ながら存在感を示す。アグレッシブなプレーは好感が持てた。
 
監督
ジュロヴスキー 6.5
ベンチを飛び出して指示を飛ばしながら、ほぼプラン通りにゲームを進行。攻守とも組織としてチームを機能させた。
【チーム採点・寸評】
福岡 4
試合の入りはまずまずも、失点後に大きく崩れた。その後は、中盤で易々とボールを持たせるなど、緩さと脆さを露呈した。
 
【福岡|採点・寸評】
GK
23 イ・ボムヨン 4.5
5失点のすべてを責めるのは酷だが、反応がやや遅れる場面があったのも確か。DFとの連係にも、危うさを窺わせていた。
 
DF
20 キム・ヒョヌン 4.5
球際でチャレンジしていた半面、永井のスピードについていけず2失点目に関与。90分を通じて、安定感には欠けた。
 
5 實藤友紀 4.5
ドリブルで侵入してきたハ・デソンに対し躊躇した1失点目の対応は頂けない。簡単にシュートチャンスを与えてしまったのは残念だった。
 
18 亀川諒史 5
立ち上がりこそ何度かオーバーラップを図るも次第にその回数は減少。マッチアップした小川の対応に多くの時間を費やした。
 
24 駒野友一 5
タイミングよくオーバーラップを仕掛けてはいたが、チャンスにつながらなかったのは悔やまれる。右サイドからのクロスの大半は味方に合わなかった。
 
MF
21 冨安健洋 5.5(HT OUT)
ハ・デソンへの対応が緩慢だったのは反省点。ただ、積極的にプレスを仕掛けるなど、随所で効果的な働きも見せていた。
 
4 三門雄大 5
名古屋の中盤3人のプレスに遭い、前を向いた状態でのプレーが限られる。チャンスには絡めず、前半にプレーしたトップ下では仕事を果たせなかった。
 
6 ダニルソン 5.5
懐の深いタックルやパワフルなシュートを見舞うなど、随所で「らしさ」は感じられた。攻守に奔走してはいたが、チャンスには絡めず物足りなさを残した。
 
10 城後 寿 5.5(75分OUT)
前線から相手を牽制しようと、果敢にプレスを利かせていた。地味ながらも、ワンプレーごとに意図は伝わった。
 
7 金森健志 5(57分OUT)
時折鋭い突破を見せたが、最終局面でDFに阻まれ脅威は示せなかった。唯一の見せ場だった前半終了間際の決定機も、GKのセーブに遭う。
FW
17 ウェリントン 5
闘莉王のマークに苦しみ自由を奪われる。力強くボールをキープする場面はあったが、高い位置で起点になれなかったのは痛かった。
 
交代出場
MF
13 為田大貴 4.5(HT IN)
ゴールに迫る場面はほぼなく、消極的なプレーに終始した。攻撃を活性しようとしていたほかの交代選手ふたりに比べると、物足りない出来だった。
 
FW
14 平井将生 5.5(57分 IN)
打開力に可能性は感じられたが、あと一歩を欠く。ウェリントンのお膳立てを受けた77分の決定機は決めたかった。
 
MF
27 邦本宜裕 5.5(75分 IN)
これと言って見せ場はなかったが、積極性は感じられた。時折披露したドリブルでの仕掛けには迫力があった。
 
監督
井原正巳 4.5
先制点を与え、チームを立て直せなかったのがすべて。後半の交代策も奏功せず、大事な一戦で結果を残せなかった責任は重い。
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。