[J1第2ステージ14節]神戸3-0川崎/10月1日/ノエスタ
 
【神戸 2-0 川崎 PHOTO】神戸3発!川崎に完勝!

【チーム採点・寸評】
神戸 7.5
今季一番と言って良いほどの出来で、川崎から勝点3を奪う。攻守に全員がよく走った。第2ステージの優勝へ望みをつなぐ非常に大きな勝利だ。
 
【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 6.5
「前回の(韓国)代表合流前の浦和戦のように、今回も合流前の川崎戦で良い勝ち方をしたい」と話していたとおり、集中したプレーを披露。キックオフ直後には絶体絶命のピンチを防ぎチームを救った。キックの精度も◎。
 
DF
6 高橋峻希 6
ディフェンス面では車屋との勝負で一歩も引かず、オーバーラップのタイミングも良かった。16分に崩されかけた場面では身体を張ってクロスをカットした。

5 岩波拓也 6.5
時には中盤に下がった相手に激しく当たりに行き、ゴール前では読みを利かせて川崎の攻撃を撥ね返した。何度もシュートブロックに入った姿は頼もしい限り。加えてフィードで前線の後方支援も行なった。
  
8 高橋祥平 5.5
前半はやや気合が空回りしたか、一発でかわされる軽さがあった。キックオフ直後に簡単に小林に突破されたシーンはキム・スンギュに助けられた。その後はなんとか立て直す。
 
44 橋本 和 6.5
自らの前に位置した松下やボランチのニウトンに指示を送りながら、エウシーニョ、小林らの突破を食い止めた。39分には高質なクロスを供給。 2ゴールの起点にもなった。

MF
10 ニウトン 6.5
高さを生かして相手の浮き球のパスをことごとくカット。22分には藤田のロングスローから強烈なヘッドを狙った。ミドルの精度は高くなかったものの、その積極性は評価したい。課題は中盤でのボールロストがあった点。
 
14 藤田直之 7(90+4分 OUT)
“チームのコントロールタワー”と呼べる働きをこなす。幾度もボールを刈り取り、的確なパスでリズムを作った。まさにチームに欠かせない存在だった。
 
24 三原雅俊 6.5(89分OUT)
猟犬のように相手を追い回し、空いたスペースがあればフォローに走る。豊富なスタミナで周囲を助けた。鋭い出足で渡邉の先制点もアシスト。
 
23 松下佳貴 6.5(87分OUT)
攻守でハイパフォーマンスを見せ、大きなサプライズを提供した。自慢の左足を駆使したクロスはチームの武器となった。ただ、55分のGKとの1対1は決められず。
FW
MAN OF THE MATCH
11 レアンドロ 7.5
3試合連続ゴール中の調子の良さを継続。カウンターの起点として貢献し、59分にはビューティフルゴールをマーク。76分には試合を決めるチーム3点目を奪った。
 
19 渡邉千真 7
3分に決定機をポストに当ててしまうミスを犯す。それでも27分には鋭い一発でニアをぶち抜き先制点をゲット。FWとしては久々の出場も存在感は抜群だった。
 
交代出場
MF
9 石津大介 −(87分 IN)
出場直後にドリブル突破を図るなど、持ち前の攻撃力をアピール。快勝ムードの試合に華を添えた。
 
FW
20 増山朝陽 −(89分IN)
足が止まりかけていた三原に代わってピッチへ。ひた向きにディフェンスを行ない、ボールを持てばシンプルにはたいた。

MF
31 中坂勇哉 −(90+4分IN)
試合終了間際に投入される。無駄なプレーをせずに3-0で試合を終えることに成功させた。
  
監督
ネルシーニョ 6.5
P・ジュニオールの欠場を受け、渡邉をFW、本来はボランチの松下を左MFとして起用。その采配がずばり的中した。守ってカウンターという戦い方も明確で、川崎を苦しめた。 

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

 
 
【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
序盤のチャンスをしっかり仕留めていたらどうなっていたか分からなかったが、結局はノーゴールで終了。年間1位から陥落し、第2ステージ優勝も遠のく痛恨の一敗となった。
 
【川崎|採点・寸評】 
GK
29 高木 駿 5.5
チョン・ソンリョン、新井が負傷するなかJ1初先発を果たす。1失点目の場面はやや曖昧なクリアを拾われた。それでも55分には松下との1対1をビッグセーブ。2失点目はレアンドロのシュートを褒めるべき。
 
DF
18 エウシーニョ 5.5
序盤から高い位置を保ち、相手に圧力をかけた。動き自体は悪くなかったが、決定的な仕事はできなかった。
 
5 谷口彰悟 5(79分OUT)
76分に渡邉とのワンツーで侵入してきたレアンドロを止められずにゴールを許す。79分には板倉との交代で肩を落としながらピッチを後にした。3失点という結果も踏まえて採点は「5」。
 
23 エドゥアルド 5
レアンドロとの駆け引きでは翻弄され気味だった。1失点目のシーンでは渡邉への対応が遅れ、シュートを打たれてしまった。DFとしては悔いの残る結果に。
 
20 車屋紳太郎 5.5
縦を塞がれたシチュエーションが多く、カットインから打開を試みた。3失点してからより前に出たが、そのプレーをもう少し早い時間から見たかった。
   
MF
10 大島僚太 5.5
通常に比べてパスが乱れていた印象。神戸の素早いプレスの前にリズムを崩されたか、首をかしげる姿が目立った。

21 エドゥアルド・ネット 5.5
序盤はフィジカルを全面に出した守備でボールを回収した。しかし、時間が進むごとに後追いする展開が増加。2失点目のシーンではオフサイドをアピールし、レアンドロの寄せが甘くなった。
 
6 田坂祐介 5.5
右ストッパーとして守備で奮闘しながら、攻撃時には数的優位を作ろうと前線に近いポジションを取った。システムチェンジにより2列目に入ってからは消える時間が多かった。
 
14 中村憲剛 5.5
流れを作れないなか、頻繁に中盤の低い位置に下りてチームをコントロールしようと苦心。中央から崩しつつ、外へスルーパスを送るプレーは効果的だったが……。
FW
11 小林 悠 5.5
大久保が復帰したなかでも前節に続いて1トップを務める。開始数秒での決定的なシュートを決めていれば試合は変わっていたはず。その後も歓喜は訪れなかった。
 
13 大久保嘉人 5.5
序盤から古巣を相手に積極的にシュートを狙った。その鋭さは相手にプレッシャーをかけたはず。しかし、チームが失点を重ねるごとに存在感は希薄になった。
 
交代出場
MF
26 三好康児 5.5(59分IN)
グイグイと自らボールを持ち込み、停滞感が出ていた攻撃陣に刺激を与えた。だが、エウシーニョからの好クロスをダフってチャンスをフイにしてしまった。
 
 FW
9 森本貴幸 5.5(74分IN)
点が欲しい状況でピッチに立つ。約20分の間でシュートを2本放ったが、ネットは揺らせなかった。
 
DF
28 板倉 滉 −(79分IN)
レアンドロ、渡邉といったJリーグでもトップレベルのふたりを相手に奮闘。風間監督も試合後にそのチャレンジ精神を褒めた。
 
監督
風間八宏 5.5
ここ数試合と変わらない3-4-2-1で試合に入るも、神戸の守備戦術を破り切れず。途中でのシステムチェンジも神戸の岩波が「逆に楽になった」と効果は薄かった。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。