10月2日、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選、イラク戦とオーストラリア戦に臨む日本代表が、さいたま市内でトレーニングを行なった。
 
宇佐美貴史と武藤嘉紀の負傷により、追加招集となった齋藤学は、前日のリーグ戦の疲れを癒すかのように、ボール回しなど軽めの調整メニューに汗を流した。
 
 齋藤は、今年3月の2次予選の時にも、負傷した小林悠に代わり追加招集された。しかしその時は出場機会がなく、さらに過去を辿れば、2014年のワールドカップの本大会でも、ブラジルのピッチに立つことができなかった。
 
「ここまで招集されても出場はなく、ワールドカップも出ないで終わったし、この前も出ないで終わっている。いるだけじゃあれなので、しっかりと試合に出て、チームの力になれるような結果を残していけたらいいなと思います」
 
 そう今回の代表選出に意気込んだ齋藤は、最近のJリーグでは、キレのあるドリブルが注目されており、前日の甲府戦でも2ゴール・2アシストと出色のパフォーマンスを披露。代表に推す声も多かった。そんな目下絶好調とも言える齋藤だが、その要因は何なのか。練習後の取材で語ってくれた。
 
「ブラジル(・ワールドカップ)が終わって、すごく悔しい想いをしました。なかなか出られないという状況はこれまでなかったし、なかなか味わえるものじゃない。それから食事とかトレーニングとかいろんなものを見直して、メンタル的なものとかいろんなことを勉強しています。プレーの質もすごく変わっていると思うし、考え方も変わってきている。自信を持ってプレーできるんじゃないかなと思います」
 
 ブラジルでの悔しさを糧に、食事からトレーニング、メンタルまでを変えたことが、現在の好パフォーマンスにつながっているようだ。そのなかで食事について具体的な内容に話が及ぶ。
 
「鈴木啓太さんがやっている腸内フローラとか、そういうことで、腸にアプローチをかけていった。ちょっと難しいから説明しづらいけど、自分にとってはうまくはまっている」
 
 腸へのアプローチが、好調の要因のひとつだった。悔しさを糧に成長し、再びチャンスを得た齋藤に10月シリーズで出場機会はあるのか。?絶好腸″のドリブラーに注目したい。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)