[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉

 10月6日、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選の第3節でイラクと対戦した日本は2-1で勝利を収めた。
 
 1−1のドローで終わるかと思われた90+5分、日本を劇的な勝利に導いたのは山口蛍だった。
 
 試合終了間際に清武弘嗣が右から入れたFKは相手DFにクリアされたが、そこに待っていたのは背番号16だった。
 
「こぼれてくれたらなと準備していた。ふかさずに思いっきり振り切ろうと。あれより浮いていたら絶対に相手に当たっていたので良かった」
 
 右足で捉えたボールは一直線にゴールへと向かい、ネットへと吸い込まれた。
 
「その前に(酒井)宏樹のクロスをボレーで行ったらふかすなと思ってヘッドで行ったんですが、上手くいかなかった。だから最後は振り切ろうと思った」と、直前のプレーがあったこそのゴールだったとも明かす。
 
 また、試合当日は山口の26歳の誕生日だった。「(誕生日)にゴールを奪ったことはないと思います。ここまで劇的なものもないはずです」と、記憶に残るバースデーゴールとなったのは間違いない。普段はクールな山口が得点後は、喜びを身体全体で表わし、ベンチへと一目散に駆けて行った。
 
 先日のアウェーのタイ戦では、約5か月ぶりの代表戦としてフル出場を果たしたが、この日は途中出場。「1−0でリードしている状況で入るはずだったが、指示を聞いている時に同点に追いつかれてしまった。展開はオープンだったので、入り方は難しかった。指示は前から取りに行けということだったので、できるだけ前目のポジションを取った」と、説明する。
 
 ただこの日の殊勲は「やっぱり90分出て仕事をしたい。これで浮かれることはないし、次に向けて切り替えていきたい。次負けてしまったら苦しんで掴んだ勝利が無駄になってしまう。(次戦のオーストラリア戦も)しっかり戦いたい」と気を引締めなおす。
 
 アウェーでのオーストラリア戦ではどんなプレーを見せてくれるか注目だ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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