[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 2−1 イラク/10月6日/埼玉
 
「きつかった。とりあえず、勝ててホッとしている」
 
 原口元気は正直な感想を口にした。勝利のみが求められたホームでの1戦で、先制点を挙げた殊勲者は勝点3を獲得した事実に胸を撫で下ろした。
 
 25分、清武のクロスに走り込んでヒールで合わせると、ボールはゴールへと吸い込まれていった。「自分の良さが出た。ああいう形をもっと出せれば、(次戦の)オーストラリア戦でもゴールにつながるはず」。
 
 最後まで精力的にサイドを上下動した背番号8は、イラク守備陣に脅威を与え続けた。だが、試合内容には納得していない。
 
「内容は本当にどうかと思う。勝点3を取れたことだけが今日の収穫。今日のような試合をすると危機感しか残らない」
 
 確かに、勝ったとはいえ、お世辞にも褒められた内容ではなかったかもしれない。だからこそ原口は、2試合連続弾を記録したものの、満足することなく高いレベルを求め続けるのだ。
 
「もっと……もっとやらないといけないと思っている」
 
 自分に言い聞かせるように、少しの不満を含ませた男は、次のオーストラリア戦も「勝ちます」と宣言してピッチを後にした。

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