[ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉
 
 イラク戦でスタメンを外れた長友は、結局出番のないまま試合終了のホイッスルを聞いた。だが、ベンチでの冷静なアドバイスで勝利に貢献したようだ。
 
 助言をした相手は1-1の展開で、67分にピッチに入った山口蛍だ。「(監督からの)指示を聞いているうちに同点に追いつかれてしまった」という山口に対して、長友はすっと歩み寄り、こう声をかけたという。
 
「ロングボールが多かったので、まずはセカンドボールを拾ってくれと。それとバイタルをしっかりケアしてくれと。試合を決めて来いとも話しました」
 
 このアドバイスが効いたのか山口は積極的なプレーでチームを支え、90+5分には劇的なゴールを決めて見せた。そして試合後には、この日が誕生日だった後輩を祝福する背番号5の姿があった。
 
 長友は9月のUAE戦、タイ戦は右ふくらはぎを痛め辞退。インテルではベンチを温めることが多くなり、コンディションに不安が残る。しかし、10月11日のオーストラリア戦では右SBの酒井宏が累積警告により出場停止となり、出番が回ってくる可能性がある。
 
 スタメンへの想いを訊かれると「どうですかね。(ほかに)SBもいますし、オーストラリアは高さもあるので、そこの対策はしなくてはいけない。相手はロングボールを蹴ってくると思う。イラクも予想以上にロングボールを蹴ってきたし、今日の僕らの試合を分析すれば、ロングボールが効くと分かると思うので、対策はしていかなくてはいけない」と冷静に語る。
 
 オーストラリア戦に出場すれば約4か月ぶりの代表復帰戦となる。今度はピッチ上でも日本を助けてくれるはずだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【日本 2-1 イラク|PHOTOギャラリー】山口の劇的弾で苦しみながらも勝利を掴む!