埼玉スタジアム2002でのイラク戦は、日本が後半アディショナルタイムの決勝ゴールで勝ち越すというドラマチックな展開だった。山口のボレーが決まった直後、小林が「地鳴りのようだった」と言うようにスタジアムのボルテージは最高潮に達した。

【日本 2-1 イラク|PHOTOギャラリー】山口の劇的弾で苦しみながらも勝利を掴む!
 
 山口の劇的なゴールに感動したファンも多かったはずだが、ピッチで戦っていた選手たちも喜びを爆発させていた。FKから決勝点のきっかけを作った清武の表情(写真1)を見ても、それは分かる。殊勲者の山口(16番)を祝福する清武の姿からは、1‐1に追いつかれて以降の重苦しいムードから解放された安堵感が窺えるだろう。
 
 ただし、この写真には“続き”がある。
 それが、この写真2だ。
 
 山口(16番)の後ろには、リオ五輪世代の浅野(18番)、そしてロンドン五輪世代の酒井高(21番)と原口(8番)がいる。選手たちの生き生きとした動きや表情からは、なんとも言えない感動が伝わってくる。
 
 今までは必ずと言っていいほど歓喜の中には北京五輪世代の本田や岡崎がいた。そういう意味では貴重なショットかもしれない。そして、この一枚は──。
 
 これからはロンドン五輪世代とリオ五輪世代が代表を引っ張っていく。そんな世代交代を示唆する光景でもあるだろう。