【ルヴァン杯 POHTO】浦和 3−1 FC東京|興梠ハットで浦和が快勝!3年ぶりのファイナルへ

【チーム採点・寸評】
浦和 7
アウェーゴールを含め大きなアドバンテージを持って臨んだ一戦。立ち上がりから主導権を握り、高木のスルーパスに興梠が合わせて先制。その後も主導権を握り続け、興梠の2点目で早々に決着をつけた。後半には興梠がPKを突き刺しハットトリックを達成。練習試合のようにパスがつながった。

【浦和|採点・寸評】
GK
15 大谷幸輝 6.5
試合開始直後に中島のシュートをセーブしてリズムを掴み、守備はとても安定していた。62分にはネイサン・バーンズの強烈なショットをストップ。左足のキックミスでピンチを招いた場面もあったが事無きをえた。

DF
46 森脇良太 6.5 (67分 OUT)
中島を警戒しつつも、自らのテンポに持ち込み攻撃面でもリード。ギャップに飛び込んで、相手をかく乱させた。
 
4 那須大亮  6.5
平山に前を向いたプレーをさせず、状況に応じてトップ下の東やネイサン・バーンズにも対応。ラインを上げて、オフサイドも奪った。
 
3 宇賀神友弥  6.5
左ストッパーとして河野と流れてくるトップ下やCFに素早く詰めて仕事をさせず。強烈な左足ミドルも放った。

MF
18 駒井善成 7
縦に抜ける気持ち良いドリブル突破から興梠の3点目となるPKを獲得。守備でもブロックやクリアで貢献。プロ人生初のタイトルを懸けた決勝でのプレーにも注目だ。

16 青木拓矢 6.5 
FC東京の中盤と比べ、運動量、パス精度、守備の貢献度、あらゆる面で上回った。先制点の起点になるパスを放ち、62分には“アオキターン”で敵を鮮やかにかわした。


6 遠藤 航 6
ボランチとしてフル出場。スペースによく顔を出して、時間が経つごとにより高いポジションでビルドアップに加わって貢献できたのは、チームにとっても、遠藤自身にとっても、大きな収穫になったはず。
 

24 関根貴大 6
再三にわたって左サイドをえぐり、カットインからゴール前に出没。三度の決定機を逃したのは悔やまれるが、試合の鍵を握ったサイドの攻防で“圧勝”した点を評価。

13  高木俊幸 7
オシャレなアウトサイドのスルーパスで、興梠の先制ゴールをアシスト。対峙した室屋を手玉にとり、この日の攻撃の中心にいた。惜しむらくは1点取りたかった。
 
 
9 武藤雄樹 6(61分OUT)
ゴールは奪えなかったものの、前線のダイナモとなってチーム全体を活性化させた。相手の嫌がる位置でボールを収められるのは、他の選手にない特長。

FW
MAN OF THE MATCH
30 興梠慎三 8(61分OUT)
背後への抜け出し、クロスに対するニアサイドへの飛び込み、そしてPKで、プロ12年目にして初のハットトリックを達成。最前線で攻撃を引っ張り、決勝をにらんで“お役御免”で早めに交代に。

交代出場
FW
21 ズラタン 5.5(61分IN)
フィジカルの強い高橋とのマッチアップで苦戦。スペースを突く興梠とは異なり最前線に張り出すタイプだが、この日の相手には“興梠タイプ”のほうが効果的だったようだ。


20 李 忠成 5.5(61分IN)
レギュラー再奪取のためにもアピールしたかったが、やや空回り気味。ループシュートは枠を捉えきれなかった。コンディションは良さそうで、キッカケのゴールを決めたい。

2 加賀健一 5.5 (67分IN)
平山とのマッチアップには怯まず対応。しかし、相手がなりふり構わず攻勢を仕掛けてきた際に、サイドを崩されてしまった。



監督
ペトロヴィッチ 6.5
67分に3枚のカードを使い切る。そのあとに関根や李が倒れ込んだ際にはヒヤっとしたが、結果的には選手層とチームとしての完成度の高さを見せつけて快勝を収めた。指揮官初の主要タイトル獲得まで、あと1勝だ。

取材・文:塚越 始=浦和(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 4
前半から守備がハマらず、浦和に好き放題やられてしまう。攻撃も狙い通りには展開できず、後半に中島の1点で意地を見せたとはいえ、浦和との実力差は顕著だった。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 5
DFの対応に問題があったため3失点を責めるのは酷だろう。ただ、最終ラインとの連係に不安を感じさせたのも確かで、及第点より下の評価とした。
 
DF
6 室屋 成 4
関根や高木のマークに多くの時間を費やされ、攻撃に関与する場面は限られる。果敢なオーバーラップは影を潜め、高い位置でボールを受けてもパスを選択する頻度が多かった。
 
29 吉本一謙 4(60分 OUT)
神出鬼没な動きを繰り返す興梠を捕まえきれず、前半の2失点を誘発。対人では力強さを見せたとはいえ、不安定な出来と言わざるを得ない。
 
37 橋本拳人 5.5
あらゆる位置でボールを受けていた武藤のマークに苦戦も、時間の経過とともに徐々に持ち直す。後半途中からCBでコンビ組んだ高橋との連係も問題はなかった。
 
25 小川諒也 4
駒井の切れ味鋭い突破に翻弄された挙句、後半早々にエリア内でファウルを犯しPKを献上。リズムに乗れないまま90分を過ごした。
 
MF
10 梶山陽平 4
中盤の底から長短織り交ぜたパスを供給するも、そのほとんどは相手のDFがカット。自陣ゴール前でボールをかっさられる悪癖も見られた。
 
27 田邉草民 4(HT OUT)
中盤でパスを回すだけで、これと言って仕事を果たせないまま前半で交代。背後のスペースを簡単に突かれる場面が多かったのも頂けない。
 
17 河野広貴 5(70分 OUT)
ギアを上げた後半は、得意のドリブルを駆使してチャンスメイク。61分には守備網を突破しシュートを放つなど可能性を感じさせるも、あと一歩がなかった。
 
38 東 慶悟 5
前を向いてボールに触る機会が少なくややインパクトを欠く。後半は後方でのプレーが多く、中島のゴールをお膳立てしたのが唯一の見せ場だった。
 
39 中島翔哉 6
敵に囲まれようと臆せず仕掛ける姿勢は好感が持てた。持ち前の打開力で確かな存在感は示し、81分に東のアシストを受け一矢報いる1点を挙げた。
 
 
FW
9 平山相太 4
プレスを受けても簡単にはボールを失わないキープ力はさすがだったが、それ以外で評価すべき部分は見当たらなかった。後半は完全に沈黙し、不完全燃焼に終わる。
 
交代出場
MF
4 高橋秀人 6(60分 IN)
味方に指示を与えながら堂々と振る舞う姿は頼もしかった。ピンチにも動じず、状況を窺いつつ臨機応変な振る舞いも見せた。
 
FW
16 ネイサン・バーンズ 5(HT IN)
鋭い動き出しでパスを呼び込むも、ゴール前ではほぼ仕事を果たせずに試合終了を迎える。全体的に物足りない印象は拭えない。
 
MF
48 水沼宏太 5(70分 IN)
攻撃にアクセントを加えることもなく、平凡なプレーに終始した。ゴール前でパスを選択せず、もう少し積極的にプレーしても良かったか。
 
監督
篠田善之 4
流れを変える手を打てず、結果同様に采配でも完敗。後半に投じた選手カードも、あまり効果的ではなかった。
 
取材・文:橋本 啓=FC東京(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。