10月6日のイラク戦で左足首を痛め、別メニューが続いていた岡崎慎司だが、オーストラリア戦の前日練習では、元気な姿をピッチ上で見せていた。
 
 トレーニング後の取材対応で怪我の状態を聞かれると、「大丈夫です」と即答。同9日はホテルでの調整だったが、「やろうと思えばできたけど、今日(の練習のため)に力を溜めて、という感じで」と、準備を進めてきた。
 
 オーストラリアとの重要な一戦を前にしても、経験者らしく冷静だ。
 
「ワールドカップに行くためには大事な試合。だからといって、そこで燃え尽きるようなことがあってはダメ。気持ちに余裕を持ちつつ、万が一、そこでなにかあったとしても、別に予選が終わるわけではない」
 
 目先のことだけにとらわれず、良い意味で肩の力を抜いて試合に臨む。結局はそういう姿勢が勝利への近道だと知っているからだろう。
 
「個人的には、そこまでシリアスにならなくてもいいというか。緊張感は必要だけど、余裕がなかったら、勝てるものも勝てない。そういう意味では、全員で良い雰囲気のまま試合に臨めたらなと思います」
 
 先発で出るかはまだ微妙だが、地に足のついた岡崎の考え方やその姿が、チームに落ち着きをもたらし、良い方向へと導いてくれそうだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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