ボディービルに熱中して筋量が増えすぎたため、2014年1月に当時所属していたホッフェンハイムとの契約を解除され、現役を退いた元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼ。彼のセカンドキャリアが再び脚光を浴びている。
 
 現在34歳のヴィーゼは、現役引退後の2014年9月にアメリカのプロレス団体『WWE』からのオファーを受け、同年11月にWWEのドイツ・フランクフルト公演に出演。しかし、その時はリングに上がったものの、誰かとファイトすることはなかった。
 
 その後、2016年6月にヴィーゼを高評するWWEの副社長兼トップレスラーであるトリプルH氏が本格勧誘し、トレーニング生としての契約を締結。9月からはアメリカのマイアミにあるWWEのパフォーマンスセンター(トレーニング施設)で、プロレス技術を学ぶための短期集中トレーニングを行ない、現在はドイツのケルンでコンディション調整に励んでいるという。
 
 ドイツ紙『ビルト』は、現在121キロのヴィーゼの巨体を「ハードワークは必ず報われる」というコメントともにコンディションの良さを紹介した。
 
 そして、WWEは10月7日に公式サイト上で、ヴィーゼが11月3日にミュンヘンで行なわれるRAW大会でデビューすることを発表。元ドイツ代表GKはスイス人の元US王者のアントニオ・セザーロと元ヘビー級王者でアイルランド人のシェイマスと欧州タッグを結成し、6人タッグマッチに臨むという。
 
 WWE入りが決まった際には「11月のデビューが俺の目標」とも語っていたヴィーゼは、念願のデビュー決定後に「俺はこの時のために努力していた。リングに足を踏み入れられる日が待ちきれないよ」と興奮した様子でコメントした。
 
 また、トリプルH氏は「彼は粘り強い男だ。自分の力を証明したいという野望を抱き続けている」とコメント。セカンドキャリアでの成功を狙うヴィーゼのメンタリティーを称えた。
 
 近年、WWEには伊丹英雄(元NOAH)や中邑真輔(元新日本プロレス)などの日本人レスラーも入団。ヴィーゼが彼らと戦う日がいつか訪れるかもしれない。
 
 サッカー界を離れ、プロレスラーとしての成功を掴むための第一歩を歩み始めるヴィーゼの前代未聞の転身は、はたして成功するのか――。今後の活動に注目だ。