[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]オーストラリア1-1日本/10月11日/ドッグランズスタジアム

【日本代表・総評】

 
 開始5分、中盤でのカットから素早く原口につなぎ、貴重な先制点をゲット。リードを得ても主導権は相手にあったが、サイドに追い込んでボールを奪うなど、組織的な守備で対抗した。
 
 1-0で迎えた後半は、原口のファウルでPKを献上し、同点とされる。主導権も握られたままで苦しい時間帯が続くなか、相手の猛攻をなんとか耐え抜く。勝ち切れなかったが、敵地で勝点1を取れたのは悪くない結果だ。
 
【個人採点・寸評】
[GK]
12 西川周作 6
13分の右から入れられた際どいボールも難なくキャッチ。安定したクロス対応でゴールを死守した。ピンポイントのパスも見事だったが、ど真ん中に蹴りこまれたPKは防げず。
 
[DF]
21 酒井高徳 6
パスミスもあったが、前線へのつなぎやボールを引き出す動きで右サイドの攻撃を活性化。素早い攻守の切り替えでも相手を手こずらせた。
 
22 吉田麻也 6
対人で強さを発揮。入ってくる相手を見ながら、思い切ったボールホルダーへのチャレンジも。カバーリングも的確で、ロングボールも効果的だった。
 
6 森重真人 5.5
いくつかパスミスもあったが、その他は特に問題はなし。サイズの大きな相手に対しても簡単には負けず懸命にピンチを潰した。
 
20 槙野智章 5.5
この日は左SBで出場。あっさりと空中戦に負けたり、かわされたりと、1対1で厳しさが足りなかった。攻撃面はシンプルにパスを出した。
[MF]
17 長谷部誠 6.5
全方位に守備のアンテナを張り巡らせ、周囲との連動したディフェンスでボール奪取。球際の勝負にもアグレッシブに挑み、中盤の攻防で優位に立った。
 
16 山口 蛍 6
鋭い出足と、相手のペナルティエリアまで追いかける粘り強さで、チームの守備力を高める。ハードなタックルも頼もしかった。
 
10 香川真司 5
満を持してトップ下でスタメン復帰。ただ、前半はあまり攻撃に絡めず、守備は頑張っていたが、存在感は希薄。後半の内容も劇的に良くなったわけでもなく、インパクトを残せたとは言えない。
 
[FW]
4 本田圭佑 5.5(82分OUT)
この日は主戦場の右ウイングではなく、CFで出場。ボールを受けたら難しいことはせず、近くの選手にパスを預けて攻撃をスムーズに。正確なスルーパスで原口のゴールをアシストしたが、後半はトーンダウンし、途中交代。
 
8 原口元気 6.5(90+1分OUT)
MAN OF THE MATCH
本田のスルーパスから冷静に流し込んだ3戦連続ゴールは貴重な先制点。精力的なディフェンスと上下動も光ったが、後半に自陣エリア内のファウルで失点につながるPKを与えてしまったのは残念。
 
14 小林 悠 5.5(81分OUT)
6月のブルガリア戦以来となる先発。裏を狙う動き出しなど、身体のキレは感じさせたが、相手ゴール前での迫力はやや欠いた印象だ。73分の決定的なヘッドは決めたかった。直後に負傷交代と悔しい結果に。
交代出場
MF
13 清武弘嗣 −(81分IN)
負傷した小林に代わり、右ウイングで出場。終了間際に浅野を狙ったスルーパスはオフサイドの判定に。
 
FW
18 浅野拓磨 −(82分IN)
本田との交代でCFに。投入直後に、原口のクロスに飛び込んだが合わせられず。期待された働きはできなかった。
 
DF
2 丸山祐市 −(90+1分)
左サイドの高い位置に入り、守備の強化を託される。プレータイムは限られたものだったが、無難にこなし、引き分けに貢献。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 5.5
本田をCFで起用して、空いた右ウイングには小林を抜擢し、トップ下は清武に代えて香川を先発起用。リードを奪った前半は理想的な展開だった。同点に追いつかれた後半は、攻撃面でやや策がなかったか。不調の香川を最後まで起用したのは疑問だ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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