10月14日、翌日にルヴァンカップ決勝戦を控える、G大阪の倉田秋と浦和の阿部勇樹が、共同記者会見に臨んだ。
 
 倉田は、「本当に熱いゲームになると思います。けど、僕たちは全員、優勝を目指してここまでやってきましたし、熱い気持ちを持って、『絶対優勝する』という想いで戦いたい」とタイトルへの意欲を語った。
 
 一方の阿部も、「埼玉スタジアムで行なわれるということで、決勝に進めたことは非常に嬉しく思う。しかもガンバ大阪という素晴らしいチームとやれるので、やっぱり自分たちの良さ、やってきたことを明日ピッチの上でしっかり出して、戦っていきたい」と意気込む。
 
 これまで、 何度もタイトルを賭けて、火花を散らしてきた両チーム。
 
 倉田が「ほんまに力は五分五分で、どちらに転ぶか分からない。どちらが有利とかはない」と、チーム力が互角であると言えば、阿部は「何度も試合をやってきたなかで、良いゲームができていたと思いますし、もちろん悔しい想いもしてきた」と過去の激戦を振り返る。
 
 2014年から両者の戦いは、タイトル争いとともにあった。2014年のJ1・32節、それまで首位を走っていた浦和を下して、逆転優勝を果たしたのはG大阪だった。
 
 翌2015年も、ゼロックス・スーパーカップ、天皇杯の決勝、チャンピオンシップの準決勝で対戦。いずれもG大阪が勝利している。
 
 戦績で言えば、G大阪が優勢と見られるなか、今年10月1日のリーグ戦では、4-0で浦和が大勝している。
 
 阿部は「この間の試合に関しては、もう過去のこと」と意に介さないが、倉田は「前の大敗で、僕たちは危機感を覚えて、『やってやろう』という気持ちは、さらに高まってきている」と、リーグ戦のリベンジに燃える。
 
 当然、会見では『ライバル関係を意識しているか』という問いが投げかけられた。
 
「んー、難しいですね。ほんまに浦和さんは日本でも力があるビッグクラブなのは間違いない。けど僕らもガンバというプライドを持って、全員が戦っていますので、そのぶつかり合いが見られるんじゃないかなと思います」(倉田)
 
「どこが相手だろうが、勝ちにいくことは変わらないので、しっかりやりたいなと思います」(阿部)
 
 優勝を勝ち取ってきたプライドか、静かに燃えるタイトルへの飢えか――。熱い気持ちがぶつかり合う“因縁の対決”の行方は、果たしてどんな決着を見るだろうか。

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取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)