大宮アルディージャ 最高の状態で目標の勝ち点「48」を目指す


 前節の川崎フロンターレ戦に勝利し、2ndステージで初めての連勝を達成。年間勝ち点を「46」に伸ばし、クラブの歴代獲得勝ち点を更新した。今季、クラブは勝ち点「48」獲得を目標に掲げたが、この試合に勝利できればその目標は達成となる。リーグ戦6試合無敗に加え、ミッドウィークの天皇杯でもジュビロ磐田を寄せつけずに5−0の完勝を収めており、チームの雰囲気は最高の状態にある。今季は未だリーグ戦3連勝がないが、それを達成できる状態にあると言えるだろう。


 前節の川崎戦では、前半の途中から数的優位に立ち、先制点を挙げながらも残り10分を切って一度は逆転を許した。しかし、そこからギアを上げて2ゴールを奪取。勝利への執念を見せて勝ち点「3」をつかみ取っている。この試合でも2ゴールを挙げた家長昭博は、自身初となる年間2桁得点まであと1点に迫っており、好調を維持している。また、天皇杯で2ゴールを挙げた泉澤仁も、今季最高の状態と言えそうだ。


 鳥栖の豊田陽平、ムスタファ・エル・カビルの出場停止に話題が集まりがちだが、大宮も守備と攻撃の両面で重要な役割を果たす2選手を出場停止で欠く。守備の要であり、セットプレーからの得点源でもあるDF河本裕之、中盤でボールホルダーに激しくアプローチを掛け、DFを引きつけておいてから出す正確なパスで好機を作り出すMF横谷繁の不在によって、チームの総合力が問われることになる。チームの持ち味である守備に不安を残すものの、今季最多5ゴールを挙げた天皇杯磐田戦に続き、好調な選手が多い攻撃面でカバーしたい。(totoONE編集部)


■サガン鳥栖 富山貴光が古巣との一戦に執念を燃やす


 前節のサンフレッチェ広島戦、ホームのベストアメニティスタジアムで10試合ぶりの敗戦を喫した鳥栖。これによりステージ優勝争いから一歩後退した形だが、チームの雰囲気は決して暗くない。リーグ戦で2試合連続複数失点は守備を大事にしている鳥栖らしくないが、広島を相手に3点ビハインドから2点を返したところに鳥栖らしさが見て取れた。セットプレーから久しぶりにゴールを挙げたのもチームにとってプラスだ。また、22日に行われた天皇杯3回戦ではベストメンバーで戦い、セレッソ大阪を2−0で退けてチームは好調時に戻りつつある。


 今節はマッシモ・フィッカデンティ監督がベンチ入り停止、豊田陽平とムスタファ・エル・カビルというレギュラー2トップを出場停止で欠くという今季最大のピンチを迎える。しかし、MF福田晃斗は「チーム力が試される試合になる」と、この逆風をモチベーションに変えている。彼らに代わって先発が予想される富山貴光は、広島戦でアシスト、天皇杯C大阪戦では貴重な追加点をマークするなど好調なだけでなく、昨季まで所属していた古巣が相手ということで、モチベーションを高めている。


 ステージ優勝を目指すためには、この試合で勝ち点「3」が必要なのはもちろん、チームとしてさらに成長するためには、エースの豊田が不在の中で勝つことが求められる。1stステージの対戦では0−1で大宮に敗れただけに、そのリベンジに鳥栖イレブンは燃えている。(荒木英喜)