GAViCドリームカップ2016決勝大会が10月8日(土)にテバオーシャンアリーナで行われ、地元名古屋代表の「FC稲永寮」(黒シャツ)が、神戸代表「Familiar」(白シャツ)を1−0で下し優勝を飾った。8月から全国16会場で行われた予選には、約250にものぼるチームが参加。エントリーは各会場で抽選になるほど人気を博した。


 その人気の要因は何と言っても、優勝賞金1000万円である。過去類を見ない高額賞金とあって、予選では地元の猛者たちがしのぎを削り、全国大会もやはりハイレベルな戦いが繰り広げられた。決勝戦の顔ぶれを見ても一目瞭然だ。Fリーグで10連覇を目指す名古屋オーシャンズのサテライトチーム「FC稲永寮」。メンバーにはトップチームで活躍する選手もちらほら。対するは林浩平、一木秀之(ともに元シュライカ―大阪)、江口兄弟(それぞれバサジィ大分、シュライカ―大阪などで活躍)、森秀太(元名古屋オーシャンズ)など、多くの元Fリーガーで構成された「Familiar」である。


 試合は、日頃の練習量に勝る「FC稲永寮」が豊富なスピード、運動量で「Familiar」の守備を揺さぶる一方、劣勢ながらトップリーグで培われた経験でその攻撃をしのぐ「Familiar」。スコアレスドローで迎えた残り2分、「FC稲永寮」がPKを献上してしまうも、この試合のMVPというべきGK尾関潤がそのシュートをストップ。残り20秒で笠井大輝がグラウンダーのクロスをファー詰めし、値千金となる決勝点をもぎ取った。


 高額賞金を目指すという新たな趣旨の今大会は、決勝大会もさることながら全国の各予選大会に至るまで、多くの真剣勝負とフットサルプレーヤーにその名の通り“ドリーム”を与えてくれた。豪華な演出で華々しい船出を飾った同じアリーナスポーツのBリーグが世間を賑わす傍ら、フットサル界にも久々にインパクトのある話題を投じてくれたのではないだろうか。