ブンデスリーガ第7節が15日に行われ、日本代表MF長谷部誠所属のフランクフルトとバイエルンが対戦した。


 王者をホームに迎えるフランクフルトは現在3勝1分け2敗で8位。ここ2試合は白星から遠ざかっており、なんとか勝ち点を獲得したいところだ。対するバイエルンは5勝1分けで首位に立っているが、公式戦2試合勝利なしと、やや調子を落としている。今節は2位のヘルタ・ベルリンと3位のドルトムントが直接対決で引き分けたため、白星を取り戻して後続を引き離したい。


 フランクフルトはマルコ・ファビアンやアレクサンダー・マイアーらが先発に名を連ね、長谷部はベンチスタート。バイエルンはアリエン・ロッベンやトーマス・ミュラーらがスタメン起用された。


 立ち上がりはフランクフルトが高い位置からプレスを掛けて積極的な姿勢を見せたが、10分にバイエルンが先制する。最終ラインのマッツ・フンメルスが左サイドの裏にロングボールを送ると、抜け出したダヴィド・アラバがダイレクトで折り返す。これをエリア内で受けたロッベンがワントラップでDFをかわし、やや角度のないところから左足ボレー。ボールは右ポストの内側を叩いてネットを揺らした。


 早くも追いかける展開となったフランクフルトは15分、左サイドからのクロスをファーサイドのティモシー・チャンドラーが右足ボレーで合わせたが、シュートは惜しくも左ポストを直撃。さらにこぼれ球をファビアンがヘディングで狙ったが、DFのブロックに阻まれてしまった。


 33分にもフランクフルトにチャンス。再び左サイドからクロスが入ると、ファーサイドのチャンドラーが折り返したボールにゴール前のマイアーがヘディングで合わせたが、シュートはゴールライン上でGKマヌエル・ノイアーにセーブされた。


 フランクフルトの攻撃が実ったのは43分。左サイドのバスティアン・オツィプカからパスを受けたサボルチ・フスティがエリア内左から左足のシュートをゴール右下に沈め、試合を降り出しに戻す。前半はこのまま1−1で折り返した。


 勝ち越しを目指すバイエルンはハーフタイムにシャビ・アロンソを下げて、レナト・サンチェスを後半のピッチに送り出す。


 そのバイエルンは54分に決定機を迎える。DFのクリアボールがエリア内中央のジョシュア・キミッヒに渡ると、キミッヒは冷静に左方向へラストパス。しかし、完全にフリーの状態でこれを受けたキングスレイ・コマンが右足で放ったシュートは左ポストを叩いた。


 さらに59分には、ミュラーとのパス交換からロッベンが左足でミドルシュートを放ったが、GKの好セーブに阻まれ、得点とはならない。


 それでも62分に勝ち越しゴールが決まる。右CKをショートでリスタートすると、エリア手前中央でマイナスの折り返しを受けたフンメルスがダイレクトで狙う。このシュートはミスキックとなったが、ゴール前で反応したキミッヒがうまく足元に収め、落ち着いてゴール右に流し込んだ。


 すると失点直後の66分、フランクフルトが窮地に立たされる。ファールを巡って両チームの選手が言い争いになり、すでにイエローカードを受けていたフスティが2枚目の警告で退場処分となった。


 数的不利となったフランクフルトは67分、アンテ・レビッチに代えて長谷部を投入。一方のバイエルンもコマンを下げてロベルト・レヴァンドフスキを送り出した。


 なんとか追い付きたいフランクフルトは78分、ブラミニル・フルコダが右に展開し、チャンドラーがエリア内に持ち込む。ここから左足でシュートを放つと、枠の左へ逸れようかというボールをゴール前のファビアンが胸で押し込み、再び試合を振り出しに戻した。


 その後はゴールが生まれず、2−2のままタイムアップ。フランクフルトがドローに持ち込み、バイエルンは公式戦3試合白星なしとなった。


 次節、フランクフルトは21日にアウェーで日本代表DF酒井高徳所属のハンブルガーSVと対戦。バイエルンは19日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節でPSVと、22日にリーグ戦第8節でボルシアMGと、それぞれホームで対戦する。


【スコア】

フランクフルト 2−2 バイエルン


【得点者】

0−1 10分 アリエン・ロッベン(バイエルン)

1−1 43分 サボルチ・フスティ(フランクフルト)

1−2 62分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)

2−2 78分 マルコ・ファビアン(フランクフルト)