ボクシングの東洋太平洋ヘビー級王座決定戦(14日、東京・後楽園ホール)の前日計量が13日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の藤本京太郎(30=角海老宝石)は103キロ、同級2位のウィリー・ナッシオ(30=オーストラリア)は118・8キロを計測した。日本同級王者の藤本は12年12月のプロ6戦目でソロモン・ハウモノ(オーストラリア)に5回TKO負けして以来、2度目の東洋太平洋王座挑戦。勝てば日本人として初の東洋太平洋ヘビー級王者となる。

 藤本は「前回から4年かかったなという気持ちがある。まだまだと思うこともあるけど、1つ1つ積み重ねてきた。ここで勝たないと先へ進めないので獲りたいですね。4年前で時間が止まっているので、取り戻すという気持ちはある」と意気込みを語った。昨年大みそかに同僚の小国以載が不利の予想を覆し、IBF世界スーパーバンタム級王座を奪取。「負けてられないと思うけど、あのあとはやりにくい」と苦笑したが、「今回はベルトを獲りたいというきもちが本当に強い。僕の体はどうなってもいいから、試合がしょぼくても今回は勝ちたい。アジア人にもヘビー級はいるんだというのを見せたい」と真剣な表情だった。

 一方、11戦10勝(9KO)1敗の戦績を誇るオーストラリア・ヘビー級王者のナッシオはトンガ系のニュージーランド人。夫人がオーストラリア人のため10年前からオーストラリア在住という。13人制のリーグラグビー経験者で、ストリートファイトは200戦無敗だとか。ホテルで購入したプロ野球・巨人の帽子をかぶり、スマートフォンで藤本のカラフルな髪を撮影しながら「ビューティフル」と陽気に話していた。