19日開幕のキャリアビルダー・チャレンジ(米カリフォルニア州)から米ツアーに復帰する男子ゴルフの石川遼(25=CASIO)が13日夜、渡米前に羽田空港で取材対応した。

 08年1月にプロ転向した石川にとって今年はプロ10年目の節目の年になるが「今年は自分にとって飛躍の年にしたい。目標は米ツアーで優勝争いをすること」と目標を掲げ「ショットの精度を上げることが今年の課題」と付け加えた。

 実は所属契約を結ぶカシオ計算機の樫尾和雄会長に年始のあいさつに出向いた時に「金言」をもらったという。同会長から「何事も技術」という言葉とともに、あるエピソードを聞いた。

 「計算機の競争が激しかった時にカシオは1年先にどんな商品なら勝てるかを考えて取り組んだという話を聞いた。自分にも置き換えられる話だと思った」と話す石川は将来を見据えてスイングを根本から見直すことを決めた。

 「世界のトップと比べると自分には技術が足りないと自覚した。パットやアプローチなら勝てる選手もいるけど、ドライバーやアイアンでは世界のトップに勝てない。インパクトの再現性、精度が悪い」。再現性や精度を追求すれば飛距離が落ちるリスクがあるが、それも承知の上だ。

 「これまではその場しのぎのゴルフになっていた。苦しい練習になると思うけど、先を見据えてやっていきたい」と腰を据えてスイング改造に取り組む決意を示した。