リーガ第4節FCバルセロナ対アトレティコ・マドリード戦、今シーズン初めての対戦だったが、ルイス・エンリケ率いるFCバルセロナは持ち味を発揮することがあまり出来なかった。
プレーは遅く、スビードはあまり感じられず、いつものように多くの決定機を作ることもできなかった。

そして、同様にホームでビジャレアルと1−1で引き分けたレアル・マドリードを順位表でも勝点差3で追随している。また、カンプ・ノウではすでに勝点5を取りこぼしている。

FCバルセロナは怪我で欠場したサミュエル・ユムティティに変わってハビエル・マスチェラーノが入った以外はいつものメンバーを揃えた。
いつものようなアグレッシブさこそアトレティコ・マドリードとシメオネになかったものの、試合終盤にはその底力を見せてきた。

シメオネはこれまでの試合と同様に選手たちを後ろに引かせる戦術を採用した。その証拠に前半のアトレティコ・マドリードのファウル数はわずか3である。

■単調
前半は単調な試合展開となった。ルイス・エンリケは相手のギャップを突こうとプレーし続けた。14分にメッシがネイマールのアシストからシュートを放つもこれは相手GKオブラクに難なく止められた。18分にはイニエスタがスペースを見つけ、シュートを放つも、これも再びオブラクにセーブされた。

一方のアトレティコ・マドリードは時折、攻撃を仕掛けるもFCバルセロナ相手に決定機を作ることはできなかった。カラスコのエリア内からのシュートはテア・シュテーゲンがセーブした(16分)。また、18分過ぎのマスチェラーノがガメイロをブロックしたシーンがアトレティコ・マドリードにとって一番のチャンスだった。

■PK?
33分、FCバルセロナの選手達はガビがエリア内でハンドのファウルを犯したとしてPKを主張したが、主審が笛を吹くことはなかった。サポーターもPKをアピールし、その瞬間チャンピオンズリーグ準々決勝での試合を延長戦にもつれ込ませる可能性もあったガビのハンドの記憶が蘇った。

■ラキティッチの先制点
それまで影を潜めていたネイマールが36分にシュートを放ちゴールを脅かすも、オブラクが守るゴールの左ポスト脇に外れた。

その直後の41分、ラキティッチが先制点をあげる。イニエスタが絶妙なタッチからラキティッチの頭にクロスを供給するとボールはゴールに吸い込まれ、アトレティコ・マドリードの牙城をついに崩した。イニエスタはチャビ(505試合)に次いでリーグ戦最多出場となる自身のリーグ戦392試合出場をこのアシストで祝った。(1-0)

レアル・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウでビジャレアルと1-1で引き分けた後、FCバルセロナはミッションを果たす形でハーフタイムを迎えた。

■縦に早く仕掛けてくるアトレティコ・マドリード
後半はシメオネ率いるアトレティコ・マドリードも同点ゴールを求め、仕掛けてきた。
グリーズマンが後半開始早々にエリア外からシュートを放つも、これは枠を大きく外れたが、アトレティコ・マドリードも試合ひっくり返そうと果敢に攻撃に転じてきた。

■メッシが怪我
メッシが怪我でピッチを後にし、バルサに衝撃が走った。
そして、メッシに代わりアルダが投入された。アトレティコ・マドリードもフェルナンド・トーレスとコレアをサウルとガメイロに変えて投入した。

そして、その次のプレーで同点ゴールが生まれた。コレアがマスチェラーノが滑ったアドバンテージを利用し、ゴールを奪った。(1-1)

やはり、メッシの存在がなくなったのはFCバルセロナにとって大きかった。

■ネイマール、ピケ、ジョルディ・アルバ…そして、ゴディン
ネイマールは75分にFKのチャンスを掴むも、壁にあたりコーナーキックとなった。また、78分のチャンスでは放ったシュートはGKオブラクに阻まれ、この日はネイマールに運が味方することはなかった。

試合終盤は手に汗握る展開となった。ピケとジョルディ・アルバが2−1とするチャンスを掴むも、わずかにゴールを外れゴールとはならなかった。

また、88分にはゴディンのヘディングシュートがカンプ・ノウをもう少しで凍りつかせるところだったが、テア・シュテーゲンが死守し、なんとかコーナーキックに逃げた。そして、そのまま試合は終わり、カンプ・ノウで勝点2を逃す形となり、FCバルセロナはすでに直近3試合で勝点5を取りこぼしている。



【先発出場】
■FCバルセロナ
GK
テア・シュテーゲン

DF
セルジ・ロベルト
ジェラール・ピケ
ハビエル・マスチェラーノ
ジョルディ・アルバ

MF
イヴァン・ラキティッチ
セルヒオ・ブスケツ(51分:アンドレ・ゴメス)
アンドレス・イニエスタ(C)

FW
レオ・メッシ(59分:アルダ・トゥラン)
ルイス・スアレス
ネイマール

■アトレティコ・マドリード
GK
オブラク

DF
フアンフラン
サヴィッチ
ゴディン
フィリペ・ルイス

MF
サウル(60分:フェルナンド・トーレス)
ガビ
コケ

FW
カラスコ(73分:トーレス)
ガメイロ(60分:コレア)
グリーズマン