レアル・マドリードはビジャレアル戦で貴重な2点を獲得しそこなった。

ジネディーヌ・ジダン監督率いるマドリーにとってBBCの復帰も勝利の決め手にはならなかったが、ビジャレアル戦での引き分け後も、まだリーガ首位には立っている。

サポーター達が待ちわびたBBCの帰還は問題の解決どころか、新たな問題の種になってしまった。試合前半においてはスピードと勢いが不足しており、統制のとれたビジャレアルとは対照的だった。

マドリーの最初の好機は試合開始17分だった。
マルセロが右から送ったクロスをガレス・ベイルがベンゼマに送り、クリスティアーノ・ロナウドがヘディングシュートを放つも、ビジャレアルのGKアセンホの好守にあった。これはマドリーの試合前半での唯一の決定機となった。

試合開始して28分、ビジャレアルに好機が訪れる。
マドリーにとって苦い思い出のチェリシェフとサンソーネのアクロバティックなシュートがマドリーのゴールを脅かした。
この2度にわたる危機がロナウドのスイッチを入れたのか、30分にハメスのクロスからロナウドがヘディングシュートを放った。しかしこれもビジャレアルのGKに阻まれてしまう。

マドリーは勢いを得たかのように見えたが長続きはしなかった。
マルセロの負傷によりチームはガタつき、しかも45分マヌ・トリゲロスのシュートをラモスが手で止めてしまったことから、ビジャレアルにPKのチャンスが与えられた。MFブルーノ・ソリアーノは好機を生かし、ビジャレアルに先制点が入った。(0-1)
マドリーのGKカシージャは悲壮な顔をしていたが、先のエスパニョール戦の試合前半でPKを決めたマドリーは、逆の立場を味わったといえるだろう。

後半は試合の流れを変えるべく、猛然とGKアセンホに向かった。リズムと激しさは前半とは比べ物にならず、すぐに同点の好機が訪れた。
J・ロドリゲスが蹴り出したCKをファーサイドのゴールの主役となったのはS・ラモスだ。ムサッキオとマリオ・ガスパールの隙をついてヘディングシュートで叩き込み、スコアを1-1の同点にした。(1-1)

マドリーの攻撃は完全なバージョンとは行かないまでも前半より格段に激しさを増し、ビジャレアルを苦しめる。
ビジャレアルの指導者フラン・エスクリバは反撃の機会をうかがい、疲労の色が見えるチェリシェフを下げ、ロベルト・ソリアーノを投入。

65分にガレス・ベイルが大きなチャンスを得るが、左足による強烈なシュートはわずかにゴールを逸れた。
その後もマドリーの優位は続くが、なかなか追加点が入らない。
ロナウドは絶望の表情を浮かべ、マドリーのイエローカードが続出する中でジダン監督はスポルティングポルトガル戦で功績を遺したルーカス・バスケスとモラタを投入するしかなかった。

83分のモラタのヘディングとクロースのミドルシュート、89分のCR7によるエリア内からのシュートのいずれもGKアセンホの好守に遭う。アディショナルタイムはビジャレアルにとって苦しみの連続であったが、92分のロナウドのFKも決まらず1-1のまま試合は終了した。

今回は試合終了前の逆転という結末には至らず、ジダン監督も勝利の花道を踏むことはできなかった。



【先発出場】
■レアル・マドリード
GK
キコ・カシージャ

DF
ダニーロ
ヴァラヌ
セルヒオ・ラモス
マルセロ

MF
クロース
コヴァチッチ
ハメス・ロドリゲス

FW
ベイル(ルーカス・バスケス:70分)
ベンゼマ(モラタ:76分)
クリスティアーノ・ロナウド

■ビジャレアル
GK
アセンホ

DF
マリオ
ムサッキオ
ビクトル・ルイス
ホセアンヘル

MF
ブルーノ
トリグエロス
ドス・サントス(エンディアエ:83分)
サム、チェリシェフ(ロベルト・ソリアーノ:63分)
カスティージョ

FW
サンソーネ(パト:72分)