セルヒオ・ゴンサレスさん(22歳)は4年前からスポルティングのソシオで、頻繁にエルモリノンスタジアムに通っていた。FCバルセロナのファンでもあるゴンサレスさんにとってこの2つのクラブの試合は絶対に外せないものだった。

セルヒオさんは姉に付き添われ、いつものように身体障碍者用のスペースに座った。セルヒオさんは生後5か月の時に脳溢血を患い、左手と右足がマヒしている。

ハーフタイムが終了し、選手らが再びフィールドに飛び出た際に事件は起きた。
「ネイマールが私のいるゾーンを見て、私をじっと見た。私は彼に合図を送った、選手がユニフォームを交換するときにするジェスチャーだ。すると彼は親指を“OK”という風に立てて、ウインクしたんだ。」

そこからバルサは得点差を広げていった。「本当に、彼があのサインを覚えていてくれたなんて想像もしなかった。試合が終わると、姉が行こうと言うのを引き留めて”ネイマールを待とう”と僕は言った。」

そしてネイはフィールドを横切り、セルヒオさんの元まで走って来た。ファンがネイマールに抱き着いたが、セルヒオさんはその後ろで待っていた。そしてネイマールはセルヒオさんの元に到着した。

「僕のところにやって来た彼の仕草に感動した。ネイマールは私に手を差し出してウインクした。」

こう言うわけでセルヒオさんはエルモリノンで2得点を挙げたネイマールのユニフォームを手に入れた。「ネイマールはルイス・スアレスとメッシと共に私のお気に入りの選手なんだ」と語るセルヒオさん。けっして趣味は悪くない。

「まだ夢を見ているようだ。」このユニフォームは額縁に入れて飾るよ、よく見えるようにね。」とセルヒオさんは語る。

「私の家族も感激している、特に姉はその時一緒にいたからね。ネイマールに感謝を伝える為に、SNSでメッセージを送った。ネイマールは数多くのメッセージを毎日もらうんだろうけどね。」

セルヒオさんはネイマールにSPORTを通じて次のメッセージを残した。
「ネイ、ユニフォームをどうもありがとう。このことは絶対に忘れないよ。」