レアル・マドリードの危機は続いてる。
これで公式戦4試合連続引き分け、サンティアゴ・ベルナベウで開催されたリーガ2試合連続引き分けとなる。
今回、マドリディスタのスタジアムで彼らから2ポイントを奪い取ったのはエイバルだった。

中盤にルカ・モドリッチとカゼミーロが不在のマドリーは新たな引き分けと共に、首位の座から陥落した。

前半45分は予想よりもはるかに拮抗した展開となった。
恐らくメンディリバルのエイバルがベルナベウで後方に閉じこもることなく、ケイラー・ナバスのゴールに明確なアイデアと共に迫りながらボールを保持することを試みるとは誰も予想していなかっただろう。
一方、トニ・クロースやイスコといったエル・ブランコのゲームメーカー達はこの前半45分間、存在感がなかった。

試合は序盤から激しい攻防を見せた。
開始4分にガレス・ベイルが強烈なシュートでエイバルゴールを脅かしたが、スコアボードを先に動かしたのはエイバルだった。5分に元マドリディスタのペドロ・レオンが右サイドから素晴らしいセンタリングをあげると、もう1人の元マドリディスタ、フラン・リコがヘディングシュートを決めた。(0-1)
このエイバルのセントロカンピスタはエリア内で完全にフリーになっていたため、ナバスがゴールを防ぐために出来ることは何もなかった。

それから10分後、反撃に出たマドリーはこの試合最初の枠内シュートで同点に追いついた。クリスティアーノ・ロナウドの素晴らしいセンタリングにヘディングで合わせたベイルのゴールだった。(1-1)

試合はその後も非常に拮抗した展開が続いた。19分にはエイバルに再び勝ち越しのチャンスが訪れる。
ペドロ・レオンが素晴らしい個人技からシュートを放つも、ケイラー・ナバスがビッグセーブを見せた。
ロス・ブランコスもハーフタイムに入る前にベイルとクリスティアーノ・ロナウドがそれぞれ1度ずつヘディングシュートで逆転ゴールを決めるチャンスが訪れたが、ものにすることは出来ず。
一部のサポーターはハーフタイムでロッカールームに引き上げる選手達をブーイングで見送った。

後半、レアル・マドリードはヴァランとカリム・ベンゼマに代えて最近、ロペテギのスペイン代表の招集メンバーに選出されたばかりのアルバロ・モラタとナチョを投入した。
後半も最初は前半の流れが続いていた。
最初の決定機はペドロ・レオンのシュートだったが、ナバスがしっかりと抑えた。
続いてクリスティアーノ・ロナウドのヘディングシュートのこぼれ球をモラタがゴールネットに押し込むも、そのゴールはオフサイドで無効となる。
その後、後半15分の間にカパの強烈なヘディングシュートがバーの上に外れ、同じくベイルのヘディングシュートはポストを叩いた。

サポーターに後押しされ、ロス・ブランコスは少しずつエイバルを押し込み始めた。
ジダンはよりゲームをコントロールするためにイスコに代えてマルコ・アセンシオを投入した。
ラスト15分、より攻撃的になったマドリーに対してエイバルは非常に疲れていた。

しかし時間は刻々と過ぎていき、ベルナベウのサポーターの間には4試合連続引き分けの不安が広がっていった。
決定機は作れなくなっていき、無理に打つシュートがエイバルを悩ませることはなかった。
コーナーキックからドス・サントスのヘディングシュートがオウンゴールという最悪の結果を招きかけたが、GKのリエスゴがしっかり抑えた。
試合はそのままタイムアップを迎え、ロス・ブランコスのサポーター達はマドリーのプレーに失望してベルナベウを後にした。

なお、エイバルの乾貴士はベンチ入りしたものの、出番はなかった。