ルイス・エンリケ監督は以前から「チャンスを掴むのは選手たち自身だ。」と語っていた。このメッセージをラフィーニャは実践したようだ。ブラジル人選手ラフィーニャはそれを昨日の試合で証明してみせた。
ルイス・エンリケ率いるバルサにおいて、ラフィーニャは汎用性の高い選手であるが、デポルティーボ戦ではライバルの許したスペースに入り込み、リスクを恐れないプレーでバルサの勝利に貢献した。ラフィーニャはバルサにおいて試合毎にその存在感を増している。

ラフィーニャは“All or Nothing”という言葉がふさわしい戦い方をした。右サイドの選手不足を補うべく、ルイス・エンリケ監督はディフェンス3人体制を採用した為、ラフィーニャはディフェンスのポジションを捨ててミッドフィールドに入った。ラフィーニャは“偽りのトップ下”としてスペースを生かしたプレーをし、ルイス・スアレスと絶妙なコンビを組んだ。試合が停滞したかと思われた際にバルサの先制点を見事に決めたのもラフィーニャだった。

ラフィーニャの2得点目は偶然の産物かのように見えた。ヘルマン・ルクスに弾かれたピケのゴールを、ラフィーニャは慎重にゴールに沈めた。
ラフィーニャのテクニック、スピード、ドリブル、ゴールの精度は素晴らしく、バルサの選手の中でも必要不可欠な存在になってきている。事実、デポルティーボ戦ではキャリアにおける2度目のドブレーテを実現し、今シーズン計7試合において4ゴールを決め、バルサ有数のストライカーとなっている。
しかし、ラフィーニャはまだバルサで確実な先発選手の座を得てはいない。

試合後半にラフィーニャは集中力を発揮し、メッシが心置きなくプレーするためのクッション的な存在となった。メッシがライバルを攻める間、ラフィーニャは後衛に下がり背後を守った。ラフィーニャの良いところはタイミングを計ることにおいて先見の明があることだ。
ルイス・エンリケは試合開始68分にラフィーニャを下げ、バルサのサポーター達は敬意の拍手を送った。このことはラフィーニャがすでに大物選手の仲間入りをしたことを意味する。