秋の星空は明るい星が少ないため、夏や冬の星空と比べて暗闇が多く、さみしい感じがします。
そんな中で一つだけぽつんと光っているのが、南のうお座のフォーマルハウトという名の星です。
北海道で見える、最も低い位置までしか昇らない一等星です。

フォーマルハウト

夜空で最も明るい星を一等星と呼びます。
夏の大三角形や冬の大三角形を形作る星で、南半球の星空を含めて全部で21個あります。
そのうち北海道で見ることが出来るのは15個で、秋の一等星は今回取り上げるフォーマルハウトだけです。
周辺に明るい星がなく、ポツンと見えることから、「秋の一つ星」「南の一つ星」などとも呼ばれます。

秋の一つ星、探してみよう

今頃は夜10時頃に南の空の低い所にあります。
北に位置する北海道では、その高さは高くても15度位と、わりと地表面すれすれです。
そこで、簡単な探し方をお知らせしましょう。
夜が更けてくる頃、真上には夏の大三角形があります。
ここから下へ目を移すと、つぶれた三角形のような星の並び(やぎ座)が見つかります。
そこからやや左側に光る星がフォーマルハウトです。
また、夏の大三角形のずっと左側、大きな四角い星の並び(秋の大四辺形)を見つけましょう。
その一辺をまっすぐ下に伸ばした先にある星が、目指すフォーマルハウトです。

秋の空気に覆われるこの時期は、透き通った星空が望めます。
南側が開けた場所で、晴れた夜にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
北海道は28日頃は雨が降りますが、その後は秋晴れの日が続きそうです。
ただ晴れた夜は気温がぐんぐん下がります。
観察の際は暖かい服装をお忘れなく。