北斗七星、ひしゃく(フライパンや手持ちなべの形といったほうがわかりやすい?)の形をした星たちです。
実際に観察してみると、北の空に左右に広がりとても大きく見えます。
特徴的な並び方から、北極星と合わせてアメリカのアラスカ州では州の旗、州旗としても用いられています。

ひしゃくの形

10月の中旬の夜9時頃には、ちょうどその「ひしゃくの形で」北の空に浮かんでいます。
北に位置する北海道では七つの星がすべて見ることができます。
しかし緯度の関係から南の地域ほど見えにくく、この時間には、東京では一部が地平線の間際、沖縄では見ることが出来なくなります。
北斗七星自体は時間をずらせば見えますが、いわゆる「ひしゃくの形」で見えるのは北国に限られます。
北に位置する地域ほど見やすくなるため、北極圏に相当するほど緯度が北にあるアラスカでは、北極星とともにほぼ真上に一年中見ることができます。
このことから、非常になじみの深い星の並びとして州旗に用いられたのかもしれません。

夜9時頃の北の空の様子
夜9時頃の北の空の様子

星で視力検査

柄の部分、左から2番目の星は、よくよく見ると小さな星が寄り添っています。
アラビアでは昔、この星を使って兵士の視力検査をしたとも言われています。
寄り添う星は、七つの傷を持つ男が主役の某少年マンガで「死兆星」などと呼ばれていましたが、実際に見えたからって心配はありません。
もともと、寄り添うこの星は4等星と暗く、少しでも街の明かりがあると見えにくい星です。
もし見えた方は非常によい視力をお持ちの方といえます。
なお双眼鏡などを使うとはっきり並んで見えますが、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
ちなみに筆者は肉眼では全く見えませんでした。

星空観察には厳しい季節へ

北海道は先日寒気が入り、冬の便りが続々と届くようになり、星の観察に適した晴れた夜は足元から冷え込む季節になってきました。
今後一週間も気温の低い状態が続きそうです。
星空観察には手袋やマフラーなど暖かい服装を心掛けて、また部屋の明かりを消して窓越しに楽しむのもよいかもしれませんね。