一連の熊本地震で最初に震度7を観測した4月14日から半年が経ちました。
地震発生からこれまでの天気を振り返ると、度重なる大雨に夏の猛暑と厳しい天候の半年間だったと言えます。

雨の多かった春 梅雨は記録的大雨も

4月14日と16日、益城町などで最大震度7を観測する地震が相次いで発生し、その後も熊本県や大分県を中心に繰り返し大きな地震が発生した今年の春。九州は前線や低気圧の影響で雨の日が多くなり、被災地周辺の4月、5月の雨量は平年の1.2倍から1.4倍前後に達しました。地震の影響で緩んだ地盤に大量の雨水がしみ込むことで、各地で土砂災害の危険が高まりました。
そして、梅雨に入ると九州付近で梅雨前線が活動を強め、6月20日から21日にかけては、1時間雨量でそれぞれ観測史上最大となる熊本県甲佐町150.0ミリ、熊本市94.0を観測するなど記録的大雨が発生しました。6月の被災地周辺の雨量は、平年の1.5倍から益城町などでは2倍近くにも達しました。

夏は晴天・猛暑 9月は秋雨前線活発

一転、梅雨明け後は太平洋高気圧の勢力が強まり、連日の晴天と猛暑に見舞われました。熊本市では最高気温35度以上の猛暑日の日数が26日にも達しました。
そして、9月に入ると、秋雨前線が九州付近で活動を強め、たびたび梅雨を思わせるよう激しい雨が降りました。9月の雨量は被災地周辺で平年の2倍前後にも達し、非常に雨が多い9月となりました。

今後の天候は?

この半年を振り返ると、雨が例年以上に多かったということが大きな特徴として挙げられます。被災地の周辺では、地震により地盤が緩んでいる恐れがあることから、大雨注意報・警報などの基準が引き下げられていることもあり、頻繁に大雨注意報・警報や土砂災害警戒情報が発表され、気の抜けない状態が続きました。
今後は次第に雨量が少ない季節となり、大雨が降る恐れは小さくなっていきます。
この冬は西日本に寒気が流れ込みやすく、寒い冬となることが予想されており、阿蘇地方などでは寒さや雪に対する注意も必要になりそうです。