気象庁よると、東日本と西日本の9月中旬から10月前半までの日照時間が平年の4分の1、と発表され、記録的な日照不足による農作物への影響が心配されます。また、10月前半に、関西・関東で真夏日が記録されましたが、秋は確実に深まっているようです。
そんな陽気の下、お天気がすっきりしない週末は、自宅でゆったり読書を満喫してみてはいがでしょう。
今回は、2016年上半期の売上ランキングをもとに、売れ筋作品をご紹介!「読書の秋」を楽しむ際の参考にしてください。

ベストセラーとは

「ベストセラー」は、一定期間内に最も売れた書籍のことですが、実は、発行部数や販売数など、決まった定義はありません。
では、何冊売れれば「ベストセラー」と言えるのでしょうか?
書籍のジャンルや出版社の規模によっても異なりますが、10万部売れれば「ベストセラー」と言って問題ないようです。
ちなみに、100万部を超えると「ミリオンセラー」と呼び、長い期間にわたって持続的に売れ続ける書籍は「ロングセラー」と呼んでいます。

ベストセラーは、一定期間でたくさん!売れた本のこと
ベストセラーは、一定期間でたくさん!売れた本のこと


日本の代表的なベストセラー作品

せっかくですから、日本で出版された代表的なベストセラー作品をご紹介します。
「元祖・ベストセラー作家」と言われるのが、福澤諭吉です。
彼の書いた『西洋事情』(1866年)は推定発行部数25万部。また、『学問のすゝめ』は20万部と推定されています。
以下は、戦後のベストセラー10作品です。
本のタイトルを見ると、その当時のことが思い起こされます。みなさんは、何冊読んだことがありますか?
『窓ぎわのトットちゃん』 黒柳徹子(1981年)……約580万部
『道をひらく』 松下幸之助(1968年)……約520万部
『ハリー・ポッターと賢者の石 』J.Kローリング(1999年)…約510万部
『五体不満足』 乙武洋匡(1998年)……約480万部
『バカの壁』 養老孟司(2003年)……約440万部
『脳内革命』 春山茂雄(1995年)……約410万部
『日米会話手帖』(1945年) ……360万部
『チーズはどこへ消えた?』スペンサージョンソン(2000年)……約350万部
『気くばりのすすめ』鈴木健二(1982年)……約332万部
『世界の中心で、愛を叫ぶ』 片山恭一(2004年)……約321万部
※数字は単行本の累計発行部数(2006年現在)
上記10作品の中に『ノルウェイの森』が入っていませんが、『ノルウェイの森』は上巻・下巻・文庫本までを含めると、発行部数は1000万部超えを達成しています。何をもとに集計するかによっても、数字は変動するんですね。

福澤諭吉は、元祖ベストセラー作家
福澤諭吉は、元祖ベストセラー作家

2016年上半期のベストセラー作品!

では、上半期(2015年11月27日〜2016年5月25日)のベストセラー作品をご紹介しましょう。
1位 『天才』 石原慎太郎
2位 『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』 カール=ヨハン・エリーン
3位 『羊と鋼の森』 宮下奈都
4位 『君の膵臓を食べたい』 住野よる
5位 『火花』 又吉直樹
(日本出版販売株式会社調べ)
2位の『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』は、オリコンのランキングでは1位となっており、絵本がランキングで上位に入ることは大変めずらしいことです。
この本は、スウェーデンの行動科学者カール=ヨハン・エリーンの作品で、多数のメディアで取り上げられていたのでご存じの方も多いと思いますが、「たった10分で、子どもを寝かしつけ!」ができると評判の絵本です。
── 下半期はどんな本がベストセラーの仲間入りをするのでしょうか? 引き続き、注目していきましょう。
HP:公益社団法人全国出版協会、日本出版販売株式会社

上半期のベストセラー作品の中には絵本がランクイン!
上半期のベストセラー作品の中には絵本がランクイン!